はじめに プログラマー脳という書籍を社内でおすすめされたので読んでみた。 自分がこれまで言語化していなかった事柄が認知科学に基づきうまく説明されており示唆に富むものだったので自分なりに拡張し、その内容をまとめた。 プログラミングにおける混乱 プログラムを読み書きする行為をプログラミングというが、この行為において初学者やプロジェクト新規参画者を混乱させる要因は以下のものがある。 知識不足: 馴染みのないプログラミング言語で書かれたコードは、そもそも読むことが困難である 情報不足: 関数名などからその処理内容を推論することが困難である 処理能力の不足: コード中の処理が把握しづらいなどの理由で脳内のリソースが奪われ、読むことが困難になる 要因の名称はプログラマー脳から拝借したもの(だが、名称と説明に若干の違和感もある)。 知識不足は、あるプログラミング言語の理解が十分でないため読むことが困難で