大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー) 前の記事:関西一の酷道!暗峠にある「峠の茶屋 すえひろ」が最高だった なかなか入ることのできなかった「かき広」 数か月前のある夜、用があって久々に淀屋橋へ行った。用事を済ませて地下鉄の駅から帰ろうとしたところ、「かき広」のネオンが光っていた。 光り輝く「かき広」のネオン それを見て、「え、この店って営業しているのか」と驚いた。近くを歩くたびに気になっていたが、その年季の入り具合からして、失礼ながら「もう廃業してしまっているのかも」と勝手に決めつけていたのである。ネオンが光っているということは、営業しているんだろう。 しかし、その日は急いで帰宅せねばならず、後ろ髪を引かれつつ駅へと急いだ。今度こそ
町の蕎麦屋はいい。筆者は立ち食いそばも好きだが、さらにうまい蕎麦やごはんものを食べさせてくれる所が数多いのだ。 しかも廉価だ。単品で500円台から、さらにセットメニューで1000円いかずとも腹いっぱい食える。 神田尾張屋飯田橋店のランチメニュー親子丼セット(980円) 送料無料が当たり前の「出前」も実に有用。そして自分の中でツボに来るお店を見つけたときの喜びは格別だ。飲みにも使える。 ただ、町の蕎麦屋の状況は順風満帆ではない。最盛期と比べると店舗数は約4分の1になったとも言われ、厚生労働省の調査でも個人店の苦戦が目立つ。最近よく通う筆者の肌感でもすいているお店が多い。 たしかによくクローズアップされるのも、立ち食いそば。しかし今こそ、町の蕎麦屋に光を当てるべきではないか。 ラーメン店が軒並み高級化するのに対し、町の蕎麦屋は「実はとびっきりおいしい料理」を隠し持ちながらも、親しみやすい価格で
崎陽軒(横浜市西区高島2)が4月10日~12日、「駅弁の日」制定30周年を記念した「おにぎりシウマイ弁当」を期間限定で販売する。 完全予約制の「おにぎりシウマイ弁当」 日本鉄道構内営業中央会に所属する全国26社の会員駅弁業者が、「駅弁の始まり」といわれる握り飯にちなみ、各社がオリジナルで作る「おにぎり駅弁」の一つ。同社では、定番商品「シウマイ弁当」のおかずをおにぎりの具材にアレンジした。同商品には「昔ながらのシウマイ」の中身を使った「シウマイの肉あんおにぎり」、「マグロの漬け焼き」をほぐして燻製(くんせい)マヨネーズと合わせた「マグロの燻マヨあえおにぎり」、「鶏の唐揚げとアンズのガーリックバター風味おにぎり」、「炒飯(チャーハン)おにぎり」のおにぎり4種と、おかずとしてシウマイ4個、タケノコ煮、かまぼこ、卵焼き、切り昆布と千切りショウガ、小梅の7品目を収める。 各おにぎり駅弁には地域の観光
東京の居酒屋の代表的料理、内臓肉の「煮込み」。実は150年前から存在する、東京の伝統的な郷土料理だったのです。しかも、馬の内臓肉の煮込みも戦前の東京の名物でした。『牛丼の戦前史』において煮込みと牛丼の歴史を明らかにした、食文化史研究家の近代食文化研究会さんが解説します。 グルメ漫画『美味しんぼ』連載開始直後の第5話「料理人のプライド」で、フランス人の三ツ星レストランシェフが、日本人は牛の内臓を食べずに捨てると聞いて呆れます。 “日本人は(中略)肉の食べ方がわかってませんね。一番おいしいのは内臓なのにそれを捨てるなんて。” それを聞いた主人公・山岡士郎は、月島の居酒屋にフランス人シェフを連れて行き、チューハイと「煮込み」をご馳走します。
私はソーセージパンが好きだ どこでも買えて基本おいしい 裏切られることがない パンとソーセージ、シンプルでわかりやすい組み合わせにたまらなく安心する そんな私は1月末に無性にソーセージパンを食べたい衝動に駆られ、気持ちの赴くまま、結果から言えば2週間で18種類のソーセージパンを食べた 以下にその時の感想を一つずつまとめてみた 今後の自分の参考になるよう ❶見た目 ❷ソーセージの大きさ(満足感) ❸おいしさ を重視したメモになっている (もし私のようにソーセージパンを食べたい衝動に駆られている人がいれば、これが何かの参考になれば幸いです) 色々な意味で生温かい目で見守っていただきたい ①まるごとソーセージ(ヤマザキ/117円)言わずと知れたベストセラー・ソーセージパン 公式サイトによるとある年の菓子パン人気投票で男性のみの得票数では他を突き放してダントツの1位だったそう 2016年の出荷数は
京の学生たちに愛された「出町のおっちゃん」が、再び厨房(ちゅうぼう)に立つ。京都市上京区にあった「餃子の王将」出町店で、食べるに事欠く学生たちを励まし続け、2020年10月に引退した井上定博さん(73)。新型コロナウイルス禍や物価の高騰で孤独や困窮に苦しむ人が増える中、「この年齢でようやるなと言われるけどな、家でのんびりしてる場合やないと思うねん」と、近くでギョーザの店を新たに開く。 かつて「飯代のない人は、食後の皿洗いでお腹(なか)いっぱい食べさせます」と張り出してあった店舗跡から約100メートル。地元の買い物客でにぎわう出町桝形(ますがた)商店街の一角に17日、「いのうえの餃子」と大書した看板が掲げられた。
昨年まで、京都の荒神口(こうじんぐち)に「LAND」というパン屋さんがあったのをご存知でしょうか? もともとパン屋さん好きの私ですが、「人生で出会った中で一番のパン屋さん」と断言できるお店。 そして「伝説になった」と思っているパン屋さんです。 出会った時は、あまりのおいしさに衝撃を受けました。 写真提供:土門蘭 噛めば噛むほど味わい深いベーグルに、しっとりもちもちの食パン。 シナモン香るガツンと甘いシナモンロールや、クリームチーズがたっぷり乗ったキャロットケーキは中でも大好物で、お店にあったら必ず買って帰りました。 写真提供:吉川潤さん そして、LANDといえばサンドイッチ。 作りたてが味わえるオーダー制なのですが、これがまたおいしいのなんの。 自家製ハムやベーコンに、たっぷりの野菜。時折、日向夏やりんごなど「ん!?」と驚くような組み合わせもあって、毎回食べるたびに新鮮な驚きと喜びをもらっ
食べない方の入店お断り――。あるラーメン店がSNSに投稿した訴えが注目を集めている。2人連れの客が来店し、うち1人は注文せず、1杯のラーメンをシェアしたという。安価が売りの店側は「商売にならない」と音を上げ、「食べない方は外のベンチでお待ち頂きます」と訴えた。こうした客側の行動背景や、飲食店が被る損害について、グルメジャーナリストの東龍さんに話を聞いた。 「また起きてしまったかという印象です」 長年、飲食業界を見つめてきた東龍さんは話す。「飲食店の経営や、店の空間価値などといった視点が、まだまだ利用者に伝わっていないのではないかと感じました」 窮状を訴えたのは、茨城県水戸市のラーメン店。1杯400円~と安価で提供しており、「シェアして客単価200円では商売にならないため、当店はシェアをお断りします」とSNSに書き込んだ。子ども連れや、身体的理由など特別な事情がある場合はその限りではないとい
大阪の中津に店舗を構え、「とり天ぶっかけ」で行列が絶えない人気店となった「たけうちうどん店」。店主の竹内具大さんにリピーターが生まれるお店づくりの工夫について伺いました。 一度ならず、何度も足を運んでくれる「おなじみ」のお客さんは、飲食店にとって心強い存在です。多くの常連客の心をつかむお店は、どのような工夫をしているのでしょうか。 「たけうちうどん店」は2006年、大阪の中津に開業しました。前職は工業製品モデラーという変わり種の店主が、手打ちうどんの名店で調理の技術と接客を学び独立。鶏肉の天ぷらを5つもうどんにトッピングしたボリューム満点の「とり天ぶっかけ」は、見た目のインパクトと麺との絶妙なマッチングで、たちまち人気商品に。行列ができるうどん店として、たびたびマスコミに取り上げられています。 今回は、「たけうちうどん店」店主の竹内具大(たけうち ともひろ)さんにインタビュー。「まねのでき
しょう‐しょく ‥【小食・少食】 〘名〙食事の量が少ないこと。また、そのさまやその人。 【出典 精選版 日本国語大辞典】 あなたの身の回りに、少食の人はいるだろうか。 ランチをちっせえパン1つで済ませている人 飲み会で料理に全然手を付けない人 回転ずしで5皿くらい食べて帰る人―― 地上波テレビには大食い番組が溢れる飽食の時代で、胃の小さい人間たちは何を思い、何に苦しんでいるのか。 今日は、普段なかなか声を上げることができない「少食」たちが一同に会し、各々が普段感じていることを語る。 参加者はこちら。 原宿:オモコロ編集長。少食。 室木おすし:漫画家。少食。 加味條:ライター。少食 ただ少食だけで話し合っても傷をなめ合うだけで終わりそうなので、真逆の存在である大食漢にも来てもらった。 ストーム叉焼:ライター。ランチに蕎麦4人前を食ってから来た快男児。 この4人でお送りしていく。 少食の人はお
おじさんはみかんを食べるぞ おじさんは松屋で親子丼食べるぞ おじさんはロイホで黒黒ハンバーグとチョコファッジサンデー食べるぞ おじさんはローソンのやっすい飲むヨーグルト1リットル買うぞ おじさんはスタバでチャイを飲むぞ おじさんは立ち食いうどんでかき揚げうどんとおにぎり食べるぞ おじさんは無印のグリーンカレー買うぞ おじさんはポムの樹でオムライスドリア頼むぞ おじさんは天下一品でこっさり味のラーメン頼むぞ おじさんはミスドでポケモンのドーナツ買うぞ おじさんはマックでごはんカルビセットを頼むぞ おじさんはコメダ珈琲でめちゃうまプリンシロノワール頼むぞ おじさんはケンタッキーでスヌーピーマグカップ付きバーガーセット頼むぞ おじさんは鳥貴族でとり釜飯頼むぞ(時間かかるから早めに頼むべし) おじさんは串カツ田中に一人で食べにいくぞ おじさんはやよい軒でごはんおかわりして食べまくるぞ おじさんは大
日本経済の「現在」を理解するための手がかりとして、TSRが長年蓄積してきた企業情報、倒産情報および公開情報等に基づき、独自の視点に立った分析をまとめて発表しています。
どうしてこれが全国で食べられないのか 口に運ぶ前からかなり刺激のある料理なんですが食べてみるとやはりからしがツーンときて驚きます。つづいて旨味。これは…!? 五目あんかけ焼きそば的なメニューは想像がつきますよね。あれに和辛子を入れてください。その想像の味を1.8倍くらいにしたものがこれです。おいしいんですよこれ。珍しいだけでなくまっとうに美味しいんです。 実際食べてみたいなと思われた方は中華あんに和辛子を入れることで近いものになるんじゃないでしょうか(正しくは麺にからしと酢醤油をからめるそうですが)。とても身近な味なんです。 中華の味とからしとくれべお酢を入れたくなった方、大賛成です。私と大政翼賛会組みましょう お酢を入れてももちろん良い 終盤ではお酢を入れてからも美味しかった。いやーよかった。からしそばはかなりおいしい。地方の珍しいものという枠には収まらない地肩の強さを見せてくれました。
京都で90年以上にわたって親しまれている老舗「甘党茶屋 梅園」の3代目店主・西川葵さんに、常連客に長く愛されるための工夫について伺いました。 一度ならず、何度も足を運んでくれる「おなじみ」のお客さんは、飲食店にとって心強い存在です。多くの常連客の心をつかむお店は、どのような工夫をしているのでしょうか。 「甘党茶屋 梅園」は京都・河原町で1927年に創業して以来、多くの人に親しまれる甘味処。現在は箸で食べる抹茶ホットケーキが名物の「うめぞの CAFE&GALLERY」、洋菓子のような見た目の「かざり羹」をメインとする「うめぞの茶房」など、コンセプトの異なる6店舗を展開するほか、百貨店などでの催事にも意欲的に出店し、ファンの裾野を広げています。 今回は、梅園3代目店主の西川葵さんにインタビュー。歴史あるお店を受け継ぎ、変わらず守り続けていること、変えてきたことなど、常連客を離さないための工夫に
東証プライム上場の和食チェーン「木曽路」(本社・名古屋市)で昨年末、正月用のおせち作りをしていた複数の従業員が1日20時間を超える長時間労働を2日続けていた。毎日新聞が入手した内部資料によると、昨年12月29日朝から31日朝までの2日間に計46時間30分働いた従業員もいた。 毎日新聞は今年6月、同社でサービス残業が横行していると従業員が訴えている問題を報じた。内部資料や証言によると、ある従業員は昨年12月29日午前5時半に出勤し、午後1時から30分間だけ休憩したが、30日午前5時まで23時間勤務した。一旦退社した形を取り、すぐに同日午前5時から再び勤務し、正午から30分間休憩を取ったが、31日午前5時まで23時間30分働いていたとの記録が残っている。内部資料では、この従業員のように、29~31日朝にかけて2日連続で20時間以上の勤務をした人は約20人いた。 立って仮眠 関係者によると、この
1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:「お得セット」のお得さがバグってる中華屋があった ほうれん草と生クリームの「サグダールカレー」 実はこの企画を思いついたのは約1年前。その時にわーっと買ったレトルトカレーのあれこれを、「今日のお昼はレトルトカレーだな」というタイミングで食べては記録していたのですが、いかんせんレトルトカレーって、仕事がらもあり(他にもいろいろ食べ比べをしたりするので)、実はそんなに頻繁に食べるものでもないんですよね。 というわけで、今回は全部で19種類のカレーを食べ比べてみたわけですが、それに約1年ほどの時間がかかってしまい……。つまり、もしかしたらもう販売終了になってしまった商品もなかにはあるかもしれないのですが、そこは個人的な記録ということで多めに見
牛丼チェーンの「吉野家」は18日、19日に都内で行われる予定だった新商品、新CMの記者会見を中止すると明らかにした。10年かけて開発に取り組んだ親子丼の発表をする予定で、タレントの藤田ニコルが出席予定だった。 【写真】「牛丼100杯」プレゼントに笑顔の白鵬 同社幹部が16日に、講師を務めた早大の社会人向け講座でジェンダーに関する不適切発言をしていたことが判明。同社は「極めて不適切であり、人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではない」との談話を発表。社内処分を含め、検討している。 また早大は同社幹部を講師から解任することも検討しているという。講座は16日が初回だった。
牛丼チェーン「吉野家」は4月18日、同社の常務取締役企画本部長が、外部の社会人向け講座に講師して登壇した際、不適切な発言をしたとして、ウェブサイト上で「多大なるご迷惑とご不快な思いをさせたことに対し、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。 問題となっているのは、早稲田大学の「デジタル時代のマーケティング総合講座」での発言だ。受講生と思われる投稿によると、常務取締役は講座で、若い女性を狙ったマーケティング施策を「生娘をシャブ漬け戦略」などとたとえる発言をしたという。ネット上で「性差別・人権侵害」などと批判されていた。 吉野家によると、一度利用した客の継続利用を図る意図のもとでの個人の発言だったという。同社は「言葉・表現の選択は極めて不適切でした。人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではありません」としている。役員は講座翌日、主催者側に書面で反省の意と
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