高知市内の市立小学校で、校長に理不尽な要求を繰り返し、現金を脅し取った疑いで恐喝罪に問われた児童の父親(41)が5月25日、高知地裁で懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)の有罪判決を言い渡された。母親(32)も5月18日に、同罪で懲役1年2カ月執行猶予3年の有罪判決を受けている。 朝日新聞デジタル(5月26日)によると、児童の両親は2020年11月、教員の不適切な言動で児童が不登校になったとして、金銭を要求。これに応じなければ危害がおよぶ危険性があると恐れた校長が、現金で4万8千円を払ったという。 このほか、両親は2カ月にわたって昼夜を問わず何度も学校へ訪問したり、電話をかけたりし、長時間の恫喝(どうかつ)を繰り返した。校長室でスリッパを投げつけたり、土下座を強要したりしたこともあったという。対応してきた教員2人は心労が原因で休職し、校長は事件後に退職するなど、大きな影響が出て