地域住民の生活の場である商店街の“三密”ぶりが報道機関各社によって報じられ巷の注目を集めた。一方で、映し出された映像や写真の是非を巡りネットでは大炎上。なぜ騒動はここまで大きく広がったのか、その背景を読み解く。 赤祖父氏(Twitterは@akasofa)が実際に撮影した検証写真。左は、全長約300mの吉祥寺サンロード商店街の入り口から200㎜の望遠レンズを使って撮影。対する右は24㎜の広角レンズで歩きながら撮影したもの。奥行きが違うのが一目瞭然 すべての情報には何かしらの意図が含まれている。報道写真においてもカメラで切り取られたその世界が真実とは限らない。 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府は4月7日に緊急事態宣言を7都府県に向けて発出し、16日には対象地域を全国に広げた。さらに、5月4日には月末31日までの期間延長を決めた。不要不急の外出自粛が国民に求められる中、4月12日に