前々回から見てきた、「ほけんの窓口」や「スーモカウンター」など、大手による顧客囲い込み戦略に対して、中小企業がどう対抗できるか?その本題である。 1.先手必勝、ミート打法作戦 2.川上・川下、トラップ作戦 3.真逆の法則作戦 この3つを私は上げたが、それぞれについて説明していこう。 1.先手必勝のミート打法作戦 これは、同じサービスでミート(合わせる)して、敵の未進出の地域や狭い地域を固める地域戦略があげられる。 大手が来る前に、あるいはその地域でまだ出店されてないところへ先に同じような店舗を出店する。大手が更に手を広げて進出しようと思っても、人口20~30万人の都市ですでに3店舗ほどあれば、出店しよと思わないし、出店してきたとしても後発ではお客はつかない。 ただ、大手のネームバリューがあるので、大手が同地域に出店してきたときは、さらにそれ以上の付加価値やサービスも検討することが必要だ。