ブラック企業考 大学就活解禁を前に(上) 妊娠・出産で態度豹変、嫌がらせ次々 カナロコ by 神奈川新聞 2月26日(木)12時14分配信 会社の態度が豹変(ひょうへん)したのは、産休後に臨んだ面接の場だった。 「あなたのことを評価していなかった」「会社に来たいなら来てもいいが、別に来なくてもいい」 海外企業に勤め、6年近く中国国内で働いていた女性(40)は2013年秋に長男を出産。産休後は都内にある日本法人に移籍し、復帰するはずだった。 「中国の大気汚染が悪化していたし、横浜に実家があった。子どもを育てるために、会社から示された日本法人への移籍は進んで受け入れた」 しかし、14年春から働き始めた日本で待ち受けたのはマタニティーハラスメントだった。中国では管理職まで務めたが、事前説明なく契約社員扱い。給料は3割減った。試用期間が設定された上に無期限とされ、希望した時短勤務は拒否され