「『子どもの貧困って、日本でもそんなに大きな問題なの? 』とよく聞かれます。それはすごく素直な声で、それだけ日本には格差があって、貧困の問題はいまだ認識されていないんだなと感じました」 そう語るのは、子どもの教育支援活動を行う認定NPO法人カタリバの代表・今村久美さんだ。 2001年から活動を始め、10代の様々な環境で生きる子どもたちを支援するべく、高校への出張授業プログラムや、被災した子どもたちの教育支援、それに貧困家庭への対策など、社会の変化に合わせて、さまざまな支援活動を行ってきた。 7人に1人の子どもが「相対的貧困」と言われる日本。その実態はコロナ禍でより“見えにくく”なっている。今、子どもたちに必要な支援は何なのか、今村さんに聞いた。 【プロフィール】 今村久美(いまむら・くみ) 慶應義塾大学卒。2001年にNPOカタリバを設立し、高校生のためのキャリア学習プログラム「カタリ場」
![「オンライン授業と言われても…」 教育支援の現場が見た「子どもの貧困」(高村 由佳) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/82cdac7e6393f4063bc0ece55f38dc2b81d52171/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2F0%2F1200m%2Fimg_1092ef5b8ff4680c63340f00470bca3246340.jpg)