日本における Le Petit Prince の著作権権利保護期間がやっと終了し、翻訳権がパブリックドメインに移りました。挿絵も著者自身が描いたものですから、本文とセットでパブリックドメインに移るのが当然と思われます。ところが、実態はそう簡単ではないのです。 著作権・商標権・意匠権 著作権は、著作物を作成しあるいは発表したときに、 自動的に発生します。登録その他の手続きは必要ありません。著者存命中はもちろんのこと、その死後50年間権利が保護されます。Le Petit Prince の日本における保護期間は、戦時加算を含めて終了しました。 フランス語テキストは自由に使用出来ます 。絵画についての著作権も全く同じで、作者死後50年で保護期間が終了します。フランス語テキストと同様、 挿絵も自由に使用出来ます。内藤 濯さんが翻訳した日本語テキストには、 翻訳著作権が発生します。保護期間は、原著の