イタリアの首都は、夏の暑さで悪化している新たなごみの緊急事態に苦しんでいる。市内の街路のいたるところにごみ箱があふれ、ローマの医師たちは健康に悪影響をもたらしかねないとして警告を発している。 ごみの投棄は、何十年にもわたって永遠の都市ローマを苦しめ続けてきた。マラグロッタ廃棄物埋め立て地が2013年に閉鎖されて以来、毎年捨てられる170万トンものごみを処理できる広大な土地はローマのどこにも残されていない。 3年前、ポピュリズム政党「五つ星運動」のビルジニア・ラッジ市長が市政を指揮するようになって以来、ごみ問題が急激に再浮上し、ローマの悩みの種となっている。歴代の市長はそれぞれ異なる政党から誕生したため、誰一人としてこのごみ問題を解決できないままでいた。 ラッジ市政は、人々の健康を脅かし、街のイメージを損なうごみの山をめぐる旅行客とローマ市民からの強い不満と憤りに直面している。 「私は、ロー
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