男性の4人に1人が「結婚できない」 日本の生涯未婚率は、現在、男性23.37%、女性14.06%と言われている。 それぞれ、50歳までに一度も結婚しなかったという人が、男性は4人に1人、女性は7人に1人であると言われれば、周囲の独身者を思い出してもリアルな数字であるなぁ、と、特に驚きはない。 ところが、バブル景気がスタートする1980年代の生涯未婚率(男性2.6%、女性4.5%)、さらに遡って私が生まれた1970年代(男性1.7%、女性3.3%)の数字と比べてしまうと、尋常じゃない社会変化の存在を認めざるを得ない。 女性の社会進出や家事のアウトソーシングが進んだ現代社会で「結婚」が本当に必要なのかをここで論じるつもりはない。しかし、「結婚してから出産」という慣習が根強く、シングルマザーが貧困に陥りやすい日本において、生涯未婚率が男女共に増える事はイコール「更なる少子化問題に直結」だと言える