ソフトバンク「売り」が始まった! カリスマ経営者の孫正義氏が率いるソフトバンクグループで、ここへきて「異変」が起き始めた。 発端は、ソフトバンクグループ傘下の「10兆円ファンド(ソフトバンク・ビジョン・ファンド)」の投資先である米ウィーカンパニーをめぐるトラブル。ウィーカンパニーは『ウィーワーク(WeWork)』を運営するシェアハウス大手で将来有望視されていたテックカンパニーだが、ここへきて資金繰り問題が急浮上。それが出資元であるソフトバンクグループの経営を直撃しているのだ。 「もともとウィーカンパニーは9月に新規上場(IPO)をする予定だったが、経営幹部をめぐるスキャンダルなどが発覚して上場延期に追い込まれた。赤字でも成長を優先する積極経営で突き進んできた同社だけに、まさかの上場延期で資金繰り問題が一気に噴出。これが大株主であるソフトバンクグループに飛び火しているわけです」(アナリスト)