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  • オリーブ園が真っ二つ、地震で300mの「谷」出現 トルコ南部

    (CNN) 緑豊かなオリーブ園が先週のトルコでの大地震で真っ二つに割れ、幅約300メートルの谷が出現する事態となった。 オリーブ園が二分される驚くべき光景が出現したのは、シリアと国境を接するトルコ南西部のアルトゥノジュ地区。とがった岩肌をむき出しにした、砂色の峡谷を思わせる割れ目は、深さ40メートル以上に達する。 亀裂の発生は、6日に発生した地震の凄まじい威力を改めて示すものだ。マグニチュード(M)7.8の地震によりシリアとトルコの両国で合わせて数万人が死亡し、複数の市街では全域が崩壊する被害が出た。 亀裂の近くに住む男性は地元メディアの取材に答え、地震発生時に「信じられない轟音(ごうおん)」が鳴り響いたと説明。「戦場のような音で目が覚めた」と振り返った。 男性は将来の危険の可能性について、専門家による調査を求めている。もう少し亀裂の位置がずれていれば、1000棟の家屋が立つ町の中央部が地

    オリーブ園が真っ二つ、地震で300mの「谷」出現 トルコ南部
  • ツイッター、CNNやNYタイムズ記者のアカウント凍結 対抗SNSマストドンも

    米ツイッターが複数の記者のアカウントを説明なく凍結した/David Paul Morris/Bloomberg/Getty images ニューヨーク(CNN) イーロン・マスク氏が買収した米ツイッターは15日、IT業界の取材を担当する複数の記者のアカウントを何の説明もなく凍結した。 突如として凍結されたのは、CNNのドニー・オサリバン記者、ニューヨーク・タイムズのライアン・マック記者、ワシントン・ポストのドルー・ハーウェル記者ほか数人のアカウント。 ハーウェル記者は、「イーロンは、自分は言論の自由のチャンピオンだと言っておきながら、言論の自由の行使を理由にジャーナリストを禁止している。これで彼の約束が疑わしくなった」とCNNにコメントした。 革新派の独立系ジャーナリスト、アーロン・ルパー氏のアカウントも凍結された。ルパー氏はCNNの取材に対し、凍結についてツイッターからは何の連絡もないと

    ツイッター、CNNやNYタイムズ記者のアカウント凍結 対抗SNSマストドンも
  • スイスで全長約2キロの列車が走行 旅客列車の世界最長記録を更新

    (CNN) スイスアルプスの高地にあるサンモリッツは、ウィンタースポーツの限界を押し上げる場所として有名になった。1928年に第2回冬季五輪の開催地となったが、それ以前から裕福な冒険家向けの行楽地として広く知られていた。 10月29日、可能性の限界を押し広げるというサンモリッツの長年の伝統は、壮大な世界記録への挑戦という形で継続された。しかし、今回の挑戦の舞台は雪や氷ではなく、鉄道だ。 この日、スイス初の鉄道の運行開始から175周年を祝い、同国の鉄道業界が協力して、100両編成、総重量2990トン、全長約2キロという世界最長の旅客列車を走らせた。 通常4両編成の新型車両「カプリコーン」を25編成(計100両)で連結した、この全長1906メートルという記録破りの列車は、急降下するカーブや急な下り坂が永遠に続くことで知られ、ユネスコの世界遺産にも登録されているアルブラ線のプレダ駅からアルバノイ

    スイスで全長約2キロの列車が走行 旅客列車の世界最長記録を更新
  • スペースシャトル「チャレンジャー」の残骸、海底で発見 空中爆発から37年

    (CNN) 1986年、打ち上げ直後に爆発した米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「チャレンジャー」の断片が、フロリダ州東部沖の海底で見つかった。NASAと米歴史番組専門チャンネル「ヒストリーチャンネル」が10日に発表した。 断片の大きさは約6メートル。ヒストリーチャンネルで今月から放送予定のシリーズ番組のため、北大西洋で第2次世界大戦中に消息を絶った航空機を捜索していたチームが発見した。 チャレンジャーは86年1月28日、打ち上げの73秒後に空中分解し、搭乗していた7人全員が死亡した。この中には、民間人として初めて宇宙飛行を経験するはずだった教員1人が含まれており、テレビで打ち上げの様子を見守っていた視聴者や全米の子どもたちに大きな衝撃を与えた。 NASAは今回見つかった断片について、チャレンジャーの事故で亡くなった宇宙飛行士や遺族に配慮しながら今後の扱いを検討すると表明した。 断

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  • 一時減光のベテルギウス、前例ない規模の「噴火」発生か 

    ベテルギウスから光球の塊が放出され、ちりの雲となる様子を表した説明図/NASA, ESA, Elizabeth Wheatley (STScI) (CNN) 一時大幅な減光が観測されたオリオン座の赤色超巨星「ベテルギウス」は、過去に例がないほど大規模な恒星の「噴火」を起こしていた――。天文学者らがそんな見解を明らかにした。 ベテルギウスが最初に注目を集めたのは2019年後半。オリオンの右肩で赤く輝くこの恒星は予想外に暗くなり、20年にも減光が続いた。 一部の科学者からはベテルギウスが超新星爆発を起こすと推測する声も上がり、以来、何が起きたのかを解明する研究が続いている。 天文学者らは今回、ハッブル宇宙望遠鏡などから得られたデータを解析。ベテルギウスは大規模な表面質量放出を起こし、目に見える表面のかなりの部分を失ったとの見方に至った。 米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのアンドレア

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  • 恒星の画像と思いきや、実はソーセージの断面 ネットだまされる

    (CNN) 米航空宇宙局(NASA)のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた恒星の写真と称してソーセージの断片の画像が投稿され、インターネットのユーザーがだまされる出来事がこのほどあった。 投稿者はフランスの著名な物理学者、エティエンヌ・クライン氏。太陽に最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」を捉えたウェッブ望遠鏡の写真と称して、この画像を投稿した。 ツイッター上の同氏のフォロワーの大半はジョークを理解し、豚肉のソーセージのチョリソであることを見抜いた。 当然、インターネットにはさらなるソーセージの画像が投稿され、「別の角度からの眺め」や「この恒星の周囲を周回する別の惑星」といったコメントが付け加えられた。 だが、中には天文学と文化の混合を快く思わないユーザーもいたようだ。 クライン氏は批判の声に対応して謝罪し、写真は「一種のおふざけ」だったと説明。一方で、目を引く画像を額面通り受け止め

    恒星の画像と思いきや、実はソーセージの断面 ネットだまされる
  • 5つの惑星が夜空に整列、今月いっぱい観測のチャンス

    惑星5つが夜空に並ぶ珍しい現象が、今月世界各地で観測できる/Costfoto/Future Publishing/Getty Images (CNN) 水星、金星、火星、木星、土星の5つの惑星が、この順番で夜空に並ぶ珍しい現象が、3日から世界各地で観測できる。 この現象が起きるのは2004年12月以来。宇宙情報誌スカイ&テレスコープによると、今回は水星と土星の距離が前回よりも近づいて見える。 双眼鏡で観測すると、今月初めから東の地平線上に水星が見えるようになり、日が経つにつれ明るさを増して見えやすくなる。 ほかの惑星は裸眼でも見えるはずだという。 5つの惑星が最もよく見えるのは日の出前の30分。前の晩に日の出時刻をチェックしておくといい。 惑星の整列は北半球では東から南東にかけての地平線上、南半球では東から北東にかけての地平線上で観測できる。唯一の条件は、惑星が並ぶ方角の空が晴れていること

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  • ロシア軍、地上兵力の3分の1を喪失か 英国防省分析

    破壊されたロシア軍の橋=12日、ウクライナ・ビロホリウカ近郊/From Ukraine Armed Forces (CNN) 英国防省は15日、ロシア軍がウクライナ侵攻時に投入した地上兵力の最大3分の1を失った可能性があると明らかにした。 国防省が更新した諜報(ちょうほう)によれば、ロシア軍はドンバス地方での攻撃で大きな損害を被っており、現在の状況下では、ロシア軍が今後30日間で進攻速度を大幅に加速させる可能性は低いという。 国防省の評価によれば、ロシア軍による攻撃は予定から大幅に遅れている。当初は小規模な前進が見られたものの、過去1カ月間では支配地域の大幅な拡大に失敗しており、高水準の兵力の損耗が続いているという。 国防省がどのようにしてこうした評価に至ったのかは不明。ロシア軍はウクライナ東部での攻勢に約100の大隊戦術群を配備しているとみられているが、西側の当局者によれば、その多くが兵

    ロシア軍、地上兵力の3分の1を喪失か 英国防省分析
  • まるで「ビックリ箱」、ウクライナで戦うロシア軍の戦車が抱える設計上の欠陥とは

    (CNN) 砲塔部分が吹き飛ばされたロシア軍の戦車の残骸は、同国のウクライナへの侵攻が計画通りに進んでいないことを示す最新の兆候だ。 ウクライナ侵攻の開始以降、これまで破壊されたロシア軍の戦車は数百台に上ると考えられている。ウォレス英国防相は25日、その数を推計で最大580台と発表した。 しかしロシアにとっての問題は単に台数のみにとどまらない。専門家らは戦場を写した画像から、ロシア軍の戦車がある不具合を抱えていることが分かると指摘する。それは西側諸国の軍隊が数十年間にわたり認識している欠陥で、「ビックリ箱」効果と呼ばれている。ロシア側もこの問題については把握していたはずだと、専門家らはみている。 問題は戦車の弾薬の搭載方法に関連する。最新の西側の戦車と異なり、ロシア軍の戦車は回転式砲塔の内部に多数の弾薬を搭載している。被弾の際の危険は極めて大きく、直撃ではない場合でさえもそこから連鎖反応が

    まるで「ビックリ箱」、ウクライナで戦うロシア軍の戦車が抱える設計上の欠陥とは
  • 外国旅行が復活も、日本や中国など人気観光地で受け入れ再開せず

    (CNN) 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)で途絶えていた海外旅行者が、世界各地で活気を取り戻し始めた。外国人観光客の受け入れを再開する国が多いなかで、日中国は今も再開の見通しが立っていない。 アジア・太平洋地域の観光省庁や旅行会社、空港など650団体が加盟する太平洋アジア観光協会(PATA)のリズ・オルティゲイラ最高経営責任者(CEO)は、シンガポールやマレーシア、タイ、オーストラリアなどの市場が回復の兆しを見せる一方、一部の主要市場では事実上の封鎖状態が続いていると指摘。地域全体をみると「非常に不均衡な回復状況」だと話す。 日は今月10日から入国者の上限を1日1万人に引き上げるなど、厳格な入国制限をしだいに緩和しているものの、観光客は対象外だ。 現時点で入国できるのは日人・永住者とその家族、研究者、学生、事前に入国許可を得たビジネス関係者に限られ、出発国に

    外国旅行が復活も、日本や中国など人気観光地で受け入れ再開せず
  • ホロコーストを生き延びた96歳男性、ロシアの攻撃で死亡 ウクライナ

    2015年にブーヘンバルト強制収容所の追悼施設で撮影されたボリス・ロマンチェンコさん(右から2人目)/Michael Reichel/Buchenwald and Mittelbau-Dora Me/AFP/Getty Images (CNN) ナチス・ドイツのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を生き延びたボリス・ロマンチェンコさん(96)が18日、ウクライナ北東部ハリコフでロシアの攻撃により死亡したことが分かった。 ロマンチェンコさんの死についてはブーヘンバルト強制収容所の追悼施設が一連のツイートで確認した。 同施設によると、ロマンチェンコさんはブーヘンバルトのほか、ペーネミュンデ、ドーラ、ベルゲン・ベルゼンの各収容所を生き延びた。 同施設は訃報(ふほう)を聞いて「ぼうぜんとなった」とコメント。ロマンチェンコさんはナチス・ドイツの犯罪を記憶するために熱心に取り組み、ブーヘンバルト・ドーラ国際

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  • 新型コロナ感染、軽症でも脳に変化か 英研究

    黄と赤の部分で脳の萎縮が見られた/G. Douaud, in collaboration with Anderson Winkler and Saad Jbabdi, University of Oxford and NIH. (CNN) 新型コロナウイルスに感染すると、たとえ軽症でも脳の萎縮が加速するなどの影響があるとの研究結果が、このほど新たに報告された。 英オックスフォード大学のグウェナエル・ドゥオー准教授率いるチームが、2020年3月~21年4月に新型コロナに感染した51~81歳の401人について、感染前と感染から平均4.5カ月後の脳の画像を分析。同様の年齢層で新型コロナ感染歴のない384人のグループと比較し、英科学誌ネイチャーに報告した。この分野では最大規模の研究とされる。 計785人の対象者は全員、英政府が12年以降、50万人の健康データを集めてきたプロジェクトに参加している。

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  • UAE、OPECに増産促す意向を表明 石油高騰に緩和の兆し

    UAEの企業が運営する同国アルルワイスの石油精製施設/Christophe Viseux/Bloomberg/Getty Images ニューヨーク/アブダビ(CNN Business) アラブ首長国連邦(UAE)のアルオタイバ駐米大使は9日、CNNに対し、UAEは石油増産を望んでいると述べ、石油輸出国機構(OPEC)に供給拡大を促す意向を示した。 石油市場では米国の禁輸対象となったロシア産石油を埋め合せできる国がほとんどなく、需給が極めてひっ迫している。UAEはこうした状況の解消に動く可能性を示唆した形だ。 アルオタイバ氏の発言を受け、9日の石油価格は急落。米国産石油は12%下落して1バレル=109ドル(約1万2600円)を割った。国際指標のブレント原油は13%安の1バレル=111ドルとなり、1日の下げ幅としてはここ2年近くで最大を記録した。 もしUAEがパートナー国の説得に成功すれば、

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  • オミクロン「BA.2」派生株、重症化率高い兆候 新研究

    デンマークのコペンハーゲンにある病院で新型コロナの検査を行う医療従事者/Niels Christian Vilmann/AP (CNN) 新型コロナウイルスの変異株オミクロンの一種で「BA.2」と呼ばれる新たな派生株について、従来株より急速に蔓延(まんえん)するだけでなく、より重い症状を引き起こし、さらにワクチンで形成された免疫を回避する可能性があることが新たな研究で分かった。 日の研究所内で行われた新たな実験が明らかにしたところによると、BA.2が重症化を引き起こす能力はデルタ株を含む旧来の変異株と同等の可能性がある。 またオミクロン株と同様、ワクチンによる免疫をほぼ回避するともみられている。ワクチンの防御効果はブースター(追加)接種で回復し、感染後の重症化率を約74%低下させるという。 このほかBA.2は、抗体医薬品のソトロビマブなど複数の治療法に対して耐性を持つことも分かった。ソト

    オミクロン「BA.2」派生株、重症化率高い兆候 新研究
  • 米の新規感染の100%がオミクロン株、デルタ株消滅

    (CNN) 米疾病対策センター(CDC)は8日、米国内の新型コロナウイルスの感染状況に触れ、オミクロン変異株によるものが推定で100%に達したと報告した。 今年1月30日から今月5日にかけ全米規模でゲノム解析したデータに基づく。 8日に発表した最新の推定データによると、オミクロン変異株の派生株である「BA.2」が新規感染のうち3.6%を占めた。前週比で1.2%増となった。 地域別に見た場合、この派生株の拡散は西部の諸州でいくぶん進んでおり、新規感染の5%に近い水準となっている。 デルタ変異株は米国内にもはや存在していないとも推測し、最近の週の大半で感染例が報告されなかったとした。

    米の新規感染の100%がオミクロン株、デルタ株消滅
  • 相撲界で奮闘する女性力士たち 国技の姿に変化もたらす

    名古屋(CNN) 少女力士の梶原千愛(せな)さんは、冷静な表情で、相手に頭からぶつかる。10歳前後の2人の少女は、十数秒間組み合った後、梶原さんが相手を土俵の外に押し出した。 この相撲大会で「横綱」の座をかけて争っているのはまわしを締めた男性力士たちではなく、8歳から12歳までの少女たちだ。土俵上でしのぎを削る少女力士たちは、男性優位の日の国技、相撲の未来を着実に変えつつある。 しかし、日では相撲は少年や男性の競技と考えている人が多いため、中には梶原さんが相撲を取っていると知って驚いたり、ショックを受ける人もいるという。 梶原さんは、少女力士や女性力士が増えれば、女性も男性と同じように相撲で生計を立てられるようになるとし、そうなることを願っていると付け加えた。 梶原さんは、穏やかな話し方をする眼鏡を掛けた12歳の少女だ。4年前、柔道と並行して相撲の稽古を開始した。2019年に開催された

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  • 未知の天体から18分おきに強力な電波、正体は謎

    (CNN) 宇宙の電波を観測していた天文学者が偶然、強力なエネルギーを発する天体を発見した。 2018年3月、1時間に3回の放射を行う回転する天体が見つかった。発見当時は地球から見える最も明るい電波源となり、宇宙の灯台のようだった。 研究者はこの天体が高密度の中性子星や白色矮星(わいせい)など、強力な磁場を持つ終末を迎えた星の残骸だろうと推測するが、まったく違う何かである可能性もある。 この発見は今月26日に英科学誌ネイチャーに掲載された。 筆頭著者でカーティン大学国際電波天文学研究センターの天体物理学者、ナターシャ・ハーリーウォーカー氏は声明で「この天体は我々が観察している間の数時間に現れたり消えたりした」と説明。「完全に予想外だった。こんな存在は知られておらず、ある種不気味だった。我々に極めて近い約4000光年の距離、我々の銀河の裏庭にある」と語った。 この天体を見つけたのは同大博士課

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  • 使用済みロケットブースター、数週間以内に月面衝突の可能性

    使用済みのロケットブースターが3月4日、月の裏側の表面に衝突する見通しだという/Laurent Emmanuel/AFP/Getty Images (CNN) 使用済みの状態で宇宙空間を漂うロケットブースター1基が、向こう数週間の間に月に衝突する可能性があることが28日までに分かった。専門家らが明らかにした。実際に衝突が起きれば、月の裏側にクレーターができる可能性もあるという。 当該のロケットブースターは米宇宙開発企業スペースXが手掛けた「ファルコン9」で、2015年の米宇宙天気観測衛星「DSCOVR」の打ち上げに使用された。その後は地球・月系の外側部分を漂い続けている。 月への衝突が迫っている可能性については、独立した研究者で軌道ダイナミクスを専門に扱うビル・グレイ氏が最初に発表した。同氏の計算によれば、ブースターが衝突するとみられるのは月の赤道のやや北の地点で、米東部時間の3月4日午前

    使用済みロケットブースター、数週間以内に月面衝突の可能性
  • 減量で新型コロナのリスク低減か 新たな研究報告も

    新型コロナウイルスの感染や重症化、死亡のリスクは太りすぎの人ほど高いことが知られているが、減量によってそのリスクが低減することを示唆する研究結果も報告された/Adobe Stock (CNN) 新型コロナウイルスの感染、重症化、死亡リスクは太りすぎの人ほど高いことが知られている。減量によってそのリスクが低減することを示す、新たな研究結果も報告された。 新型コロナ感染症のパンデミック(世界的大流行)が始まる前から長年、肥満は米国人の健康を脅かしてきた。米国人の予防可能な死因として、喫煙に続く2位に位置している。 その危険性は、新型コロナによってさらに高まる。新型コロナによる入院患者の3割が肥満だとする研究報告もある。 ボストン市内の肥満治療クリニックでは、パンデミックで待機リストの患者が大幅に増え、すでに1000人を超えた。十数人の専門スタッフでも手が回らない状態だ。 昨年8月に発表された研

    減量で新型コロナのリスク低減か 新たな研究報告も
  • 星が死にゆく最後の瞬間、超新星爆発をリアルタイムで観測 天文史上初

    赤色超巨星が死期を迎え、ガスを噴出していることを表したイメージ画/The Astrophysical Journal/Northwestern University (CNN) 死期を迎えた巨大な恒星が超新星爆発を起こす現象が初めてリアルタイムで観測されたとして、米カリフォルニア大学などの研究者が6日の天文学会誌に研究結果を発表した。 観測を行った赤色巨星は地球から約1億2000万光年離れた銀河「NGC 5731」に位置していた。爆発前の質量は太陽の10倍もあった。 恒星が最後の輝きに包まれる前には激しい爆発が起きたり高温のガスが噴出したりすることもある。しかし今回の現象が観測されるまで、赤色巨星は比較的静かな状態が続いた後に大爆発して超新星になったり、崩壊して高密度の中性子星になったりすると考えられていた。 ところが今回の赤色巨星は研究チームが見守る中で、劇的な自己崩壊を起こしてII型超

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