JR東日本の運賃は80kmまでで1,340円となっていますが、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道では、いずれも50km~60km程度、所要時間50分台で1,400円を超えてしまいます。しなの鉄道は、これら2社よりは多少安いですが、それでも65km程度で1,400円を超えます。 このように、JRに比べて運賃が高い第三セクター路線では、青春18きっぷを回数券代わりに利用したときに、元を取れる距離が短いということになります。 そして、前述の「1. 青春18きっぷ売り上げの取り分が少ない」という問題とあわせると、わずかな取り分しかない青春18きっぷを回数券代わりに使われてしまうことは、第三セクター会社にとっては、とても許容できないことであるとわかります。 3. 青春18きっぷ利用者のための増発・増結が必要になる JR各社にとって、青春18きっぷは、列車の増発などの設備投資をすることなく、格安旅行の需
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