企業内で「1人1台」がもはや当たり前のPCだが、社外では4人に1人が個人で購入したPCを仕事に使っているのが実情だ。書類作成や電子メールといった軽作業中心ながら、情報漏洩の要因には違いない。だからといって社外でのPC利用を禁止するのは極端だ。セキュリティ関連のテクノロジを適用し、社員の生産性向上や、ワークライフ・バランスを改善すべきである。 「ノートPCを持ち出し禁止にしても逆効果」――。 これは、ITの総合サイト「ITpro」に掲載された短い記事の題名である。2006年10月に書かれた、この記事は今も、思い出されたように読者から読まれ、記事アクセス・ランキングの上位に顔を出すこともある。 記事は、アサヒファシリティズの河野雅英IT管理室長の談話をまとめたものだ。同社は竹中工務店グループで建物の管理を手掛けている。河野室長はこんなことを言っている。 「ノートPCを持ち出し禁止にするなど、極
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