都市伝説バスターズ「WebアプリのボトルネックはDBだから言語の性能は関係ない」 - Kaigi on Rails 2024
こんにちは。MySQLは秋の季語とする一派が世に存在していることを知り、私もMySQLに関わる記事を書いてみようと筆を取ることにしました。 さて、リレーショナルデータベースをバックエンドとするWebアプリケーション開発において、特定の条件に合致するレコードがN件だけ存在するかどうかを確認するロジックは頻出といえます。プログラマとして一度は書いたことがあるのではないでしょうか? この記事ではそのような件数カウントを行うためのクエリが引き起こした性能劣化と、その改善アプローチについて紹介していきます。 なお、本記事の内容はMySQLを前提としており、アプリケーションコードの例はRuby on Railsを用いますが特別な前提知識は必要ありません。コードの雰囲気だけ感じ取っていただければと思います。 ありがちなコード if query.count == n の問題 冒頭で述べた通り、特定の条件に
このYouTubeライブはフロントエンドの最適化を専門にするmizchiさんがCloudflare Meet-up Tokyoで行った同タイトルのプレゼンを、RustやRDBの実装に詳しいkoba789さんを話し相手に語っていくというものだ。背景としては2人ともチーム開発の現場でのRailsが活発に利用されていた時期にウェブ開発を経験し、現在はNode.jsのサーバーサイドも実践している。 ライブは3時間半という長時間におよび、スライド外の周辺情報や持論や余談など多岐に渡るので、すでにこのプレゼンに触れた人でもさらに深掘りできるようなコンテンツになっている。 全体を大まかに1時間ごとの3パートに区切って視聴するとわかりやすい。前半はRailsからNext.jsに辿り着くまでのウェブ開発の変遷。ORMの話は主に後半戦で。最後の1時間はアフタートークになっている。 内容としてはRailsアプリ
Previous slideNext slideToggle fullscreenOpen presenter view Rails vs Node.js 最終章 「Prisma」 @mizchi Cloudflare Meetup 2024/10/02 今日の Prisma + Cloudflare の様子 About https://x.com/mizchi Node.js とフロントエンドの専門家 100万円*達成率で御社のフロントエンドの高速化をやります 前書き フロントエンド/Node.js 視点のポジショントークです Railsに対するチャレンジャーとして Node.js を使ってきた話 Rubyの開発者やRubyのユーザーを否定する意図はありませんが、好き嫌いは否定しません。型が好きです 「Rails」は 2010年前後に流行っていた任意なWAFに置き換え可能 Symfony
土日でreact-railsとturbolinksを勉強してみた成果です やりたいこと 画面遷移するときは<div id='content'></div> の中身だけ入れ替えて、pushStateで行き来できるようにしたい reactを使ったリッチなページでも、イニシャルロードやSEOの為にサーバーサイドでレンダリングしておきたい サーバーサイドレンダリングした要素を破棄することなくReactで初期化してsetStateでガンガンViewを書き換えたい 結果どうなったか サーバーサイドでReactComponentをレンダリングしてクライアントのReact.renderで初期化情報を揃えて引き継ぎ どんな画面でもapp.component.setState({})が反映されて最高 TurbolinksでReactComponentをマウントしたルート要素だけ入れ替え その為にTurboli
こんにちは。SREのkyontanです。Rubyが大好きなのでRubyの話をします。ちなみにリクルートはRubyKaigi 2024へGold Sponsorとして協賛しています! *1。ぜひ沖縄でお会いしましょう。 これはあるアプリケーションのメモリ消費量を示すグラフなのですが、まさかgemを入れ替えるだけでこんなに嬉しい変化が見られるとは思っていませんでした。今日はそんなgemの話をします。 話は遡って2023年4月のある日、インターネットを眺めていたところ、ShopifyがpitchforkというOSSを公開したという情報が目に留まりました。 調べてみると、どうやら著名なRackサーバー実装の1つであるunicornの派生版であり、メモリ使用量の削減に特化しているらしいのです。 github.com これはスタディサプリ小中高のあのリソースドカ食いマイクロサービス第一位である api
感想 スレッドベース 参考 unicornはプロセスベース pumaはスレッドベース MRIのスレッド Jruby・Rubiniusのスレッド スロークライアント railsへの導入 設定 参考URL 設定ファイルの読み込み 設定項目 bind: バインド port: バインド(portとhost) ssl_bind: バインド(SSL) workers: ワーカー数 threads: スレッド数のmin・max environment: 環境 demonize: デーモン化 pidfile: pidファイル置き場 stdout_redirect: 標準出力/標準エラーを出力するファイル preload_app!: プリロード before_fork{}: 各ワーカーのフォーク前の処理 on_worker_boot{}: 各ワーカーのboot前の処理 prune_bundler: phas
September 7, 2023 Open source hooliganism and the TypeScript meltdown I've seen a lot of true believers argue for virtues of their favorite paradigms and methods over the decades working in software. And mostly, I look at people with a passionate preference and smile. Isn't it great that people care so much about their craft that they volunteer to extol the benefits of their favorite tools! Yes it
経緯 world.hey.com DHHが「オタクくん見てる〜? 今からうちのレポジトリからTypeScriptを剥しま〜す」と宣言したことにより、Web開発者界隈でTypeScriptの是非自体の話になり騒ぎになった*1*2。 github.com その後、野次馬がたくさん集ってきてrevertプルリクエストを立てる人やTypeScript公式リポジトリから全ソースコードを消すプルリクエストを出す*3ようなキッズムーブをする人も出てきた world.hey.com 実際の変更 8617行のTypeScriptがJavaScript化された。(Sloc 便利) ❯ scc src/ ─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── Language Files Lines Blan
な、なるほど...!? いや、みんなちょっと誤解してるんじゃないか? よーし、お父さん、みんながSTIを使いたくなるようにちょっと頑張っちゃうぞ! STIとは STIは、単一の継承階層に所属するクラス群を、ただひとつのテーブルを使って永続化する手法です。 PofEAA Railsのドキュメントを漁ると、次のような記述が見つかります。 http://api.rubyonrails.org/classes/ActiveRecord/Inheritance.html Note, all the attributes for all the cases are kept in the same table. Read more: www.martinfowler.com/eaaCatalog/singleTableInheritance.html このリンク先は、リファクタリングで有名なMarti
この記事は、37signalsのプログラマーであるJorge ManrubiaさんのCode I likeというRailsの設計技法に関する連載記事の第五弾[1]を翻訳したものです。 ご本人の許諾をいただいて翻訳・公開しております。翻訳で至らない点などございましたらコメント頂けますと幸いです。 英語記事: Active Record, nice and blended 原文公開日: 2022/12/16 原著者: Jorge Manrubia Active Recordは、「永続化とドメインロジックをどのように分離するか?」 という従来の問題に対し次のような再提案をしています。「もし分離する必要がないとしたら?」 リレーショナルデータベースへのオブジェクトの永続化は複雑な問題です。20年前は、この問題は「プログラマーが気にしなくてもいいように永続化を抽象化する」という、究極の直交性[2]の
こんにちは。サーバーサイドエンジニアの山田です。 Rubyに型システムが入ってからしらばく経ちましたが、弊社のRailsプロジェクトの一部でもRBSを導入しました。 そのことについて昨年行われたKaigi on Rails 2022にて「RBSとSteepで始める型のあるRails開発とその運用」というタイトルで発表しました。 この記事では発表の内容についてあらためて整理した内容やその後の状況について紹介します。 記事の目的 RBSを導入した背景 対象となるRailsアプリケーション どうやって進めたか RBSの分類 ディレクトリ構成 自作クラス・モジュールなどのRBS GemのRBS(RBS Collectionにあり) GemのRBS(RBS Collectionになし) 当初の運用ルール 変更後の運用ルール RBS Railsから生成されるRBS 標準ライブラリのRBS CIの導入
(自分はRailsを書くことが多く、フロントエンドの経験は乏しいです。見方にだいぶ偏りがあると思いますので、そのあたり差し引いてお読みいただければと思います〜🙇♂️) こんにちは〜。Hotwireを仕事で使う機会があったので、実際に使ってみて感じた、良かった点、辛かった点、向いているケース、向いていないケースを共有します〜。 Hotwireとは? Turbo Driveとは? Turbo Framesとは? Turbo Streamsとは? Stimulusとは? Hotwireのデモ 良かった点 サーバーサイドに集中できる Railsの資産をフルに活かせる 後付けで段階的にSPA風の挙動を追加できる 学習コストが低い 開発コストが低い WebSocketは必須ではない 辛かった点・辛くなりそうな点 DOM更新時にレスポンスを待たないといけない SPAのユーザー体験とはだいぶ違う He
Rails on Docker Author Name Brad Gessler @bradgessler @bradgessler Image by Annie Ruygt Rails 7.1 is getting an official Dockerfile, which should make it easier to deploy Rails applications to production environments that support Docker. Think of it as a pre-configured Linux box that will work for most Rails applications. That means you’ll start seeing a Dockerfile in the project directory of a lo
FactoryGirlでテストデータを定義する時に、transientとtraitを活用すると色々捗るという話。 transientは実際に作成するデータと直接関係無い新しいattributeを定義する機能。 そこで定義されたものは実際のmodelにはセットされないしattributes_forでも出力されません。 何のために使うかというと作成時に挙動を変更するためのフラグや追加データとして利用するのが一般的です。 traitは属性の定義を一纏めにして名前を付けられる機能です。 parentを指定したfactoryの継承とは違い、traitは単体ではfactoryとして機能しません。 あるfactoryの特定の状態に名前を付けて、付け外しできるようにする、というのが主な使い方になります。 例えば、あるfactoryをある時はadminある時は非adminで作りたい時等に有効です。 個人的に
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Active Record Encryption-- hint.io 原文公開日: 2021/07/06 原著者: Jason Dinsmore サイト: hint.io 日本語タイトルは内容に即したものにしました。 Rails 7のActive Recordに、実にクールな新機能が導入されることになりました。モデル内で使える強力なencrpyts宣言によって呼び出される、アプリケーションレベルの暗号化機能です。この新機能は、アプリケーションコードとデータベースの間に暗号化の層を提供します。要するに、ActiveRecord::Encryptionを用いたデータがActive Recordオブジェクトに読み込まれると平文になり、データベースに置かれると暗号化されます。 本記事では、この新機能の使い方の概要を説明し、いくつかの優秀な
RedwoodJS RedwoodJS は JavaScript/TypeScript で構築されたフルスタック Web アプリケーションフレームワークです。RedwoodJS プロジェクト自体は Tom Preston-Werner 氏 (GitHub 創設者であり Gravatar や Jekyll などの作成者) が中心となり始まりました。 私自身もつい最近になって同じ職場の @sakitoさんに存在を教えてもらったばかりです。 RedwoodJS は、READMEから抜粋するだけでも、次のような機能を持ちます。 フォーマット・ディレクトリ・ビルドなどに関するデフォルト構成 単一ファイルによるルーティング定義 GraphQL Client / API (with Serverless deploy) の構築 ページ・レイアウトなどのジェネレータ CRUD 操作に特化した Scaffo
RubyGemsの運営元が「Ruby Shield」を発表。RubyとRailsへのサプライチェーン攻撃への対策としてShopifyが4年で100万ドル(約1億3000万円)を提供 Ruby言語用のパッケージであるGemのホスティングサービス「RubyGems.org」を運営するRuby Centralは、RubyやRailsに対するサプライチェーン攻撃への対応を行うプロジェクト「Ruby Shield」を開始すると発表しました。 Today we’re excited to announce Ruby Shield This new initiative in partnership with @ShopifyEng will support open-source and enable us to take on new security-focused projects to bet
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