中古車販売大手・ビッグモーター(東京都港区、兼重宏行社長)が、事故車修理における保険金を不正に水増し請求していた問題で、損害保険ジャパンとの癒着疑惑が一段と強まってきた。 疑惑を解明するうえで、最大の焦点となるのは「営業ノルマ」だ。 「アット」と呼ぶ営業ノルマの実態 不正の経緯などについて調べた特別調査委員会(委員長・青沼隆之弁護士)の報告書によると、ビッグモーターの板金部門は、全国に最大で33あった工場に対し、「アット」と呼ぶ営業ノルマの達成を強く求めていた。 同社においてアットとは、車両修理1件当たりの工賃(作業代金)と、交換した車両パーツの粗利益(販売代金から仕入れ代金を引いた金額)の合計額を指す。 その平均値を上げるようにノルマを課し、平均値が低い工場の責任者を本社役員などが会議の場で厳しく問い詰めたり、見せしめのように降格処分にしたりといったようなことが常態化していたという。 し
ついに、最悪の事態を迎えてしまった。全米脚本家組合(WGA)がストライキを起こしているところへ、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)も加わることになったのだ。 俳優たちのストライキは、西海岸時間14日零時に開始。午前8時半からは、組合のリーダーと俳優たちがメジャースタジオや配信会社のオフィスの前でピケを張る。脚本家のストが始まって以来、多くの作品の撮影が中止されているが、俳優たちのストは、撮影が終わっている作品にも影響を及ぼす。スタジオや配信会社が製作した映画やドラマの宣伝活動に関わることが禁じられるためだ。 ストの間、俳優たちは、テレビに出て最新作について語ったり、プレミアでレッドカーペットを歩いたり、出演作についてツイートしたりすることはできない。これからもまだ夏の大作は控えてくるし、来月末からはヴェネツィア、テリュライド、トロントといった重要な映画祭が始まる。それらにスターたちがま
ストライキ突入を発表した米映画俳優組合のフラン・ドレシャー会長(手前右)=米ロサンゼルスで2023年7月13日、AP 全米の俳優らが加入する米映画俳優組合は13日、ストライキに突入すると発表した。映画やテレビ、インターネット配信動画などの大手制作会社が所属する業界団体との間で、待遇改善や人工知能(AI)の利用制限などをめぐる交渉が決裂したため。5月からストを続けている脚本家の組合と合流し、米メディアは「ハリウッドは実質的に閉鎖される」と報じている。 米映画俳優組合によるストは1980年以来。脚本家組合との共闘は60年以来、63年ぶりだという。当時は俳優時代のレーガン元大統領が組合トップを務めていた。テレビ局のほかネットフリックス、アマゾンなどのネット配信大手で放映されるドラマなどの制作も中断され、今後の公開スケジュールに遅れが生じる可能性がある。
SAG-AFTRA(米映画俳優組合)が正式にストライキの決行を発表し、俳優たちが契約交渉において特に懸念している問題について、本日行われた記者会見で組合のリーダーがよりくわしい内容を明かした。その問題とは、AIだ。 俳優の同意や補償なく、AIベースの技術でその肖像を使用することに対する保護が、SAG-AFTRAの大きな争点であることはこれまでも伝えられてきた。しかし、本日の記者会見で、SAG-AFTRAの事務局長を務めるダンカン・クラブツリー=アイルランドは、AIに関するハリウッドのスタジオからの提案ついてさらなる詳細を明かした。これはかなり衝撃的な話だ。 ハリウッドのスタジオを代表して交渉にあたるAMPTP (映画製作者協会)から出された、俳優のデジタルの肖像を保護するための「革新的な」AIの提案とはどういったものなのか、質問を受けたクラブツリー=アイルランドははっきりと答えている。 「
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