「カゲロウデイズ」という、まったく新しいタイプの小説がエンターブレインから刊行された。作者はじん(自然の敵P)。平成生まれの21歳で、少なくとも昭和生まれの記者は新しいと感じた。 カゲロウデイズの原作になっているのは、ニコニコ動画にアップされているボーカロイドの曲。今では160万再生の人気曲だ。そして驚くことに、小説を書いているのは作曲者本人である。 原作をもとにアニメやマンガや小説をつくるメディアミックスは古くからあるものだが、「作曲家が自分の曲をもとに小説を書く」なんて話聞いたことがない。 原曲はタイムスリップをテーマにしたロック。歌詞やPVは少しスプラッターで刺激が強く、8月15日の終戦記念日をにおわせているところもあり、なるほどたしかに文学っぽい香りもする。 小説の刊行にあわせて、アルバム「メカクシティデイズ」(1st PLACE)も発売。カゲロウデイズはもちろん、小説とリンクした
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