電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。第85回となる今回は、『ミス・ファーブルの蟲ノ荒園(アルマス・ギヴル)』を執筆した物草純平先生のインタビューを掲載する。 本作は、謎の巨大生物〈蟲(ギヴル)〉が闊歩するもうひとつの近代で幕開く、蒸気と蟲と恋が彩るスチームパンク・ファンタジー。18世紀に発生し、瞬く間に世界中に広がった謎の巨大生物・蟲。甚大な被害と引き替えにもたらされた化石燃料によって、世界は大きく変貌した。 時は“明治”と呼ばれるはずだった時代の少し前。異国への航路で蟲を操る男たちに襲われた少年・秋津慧太郎はある海岸に流れ着く。その右目に奇妙な力を得て――。 そしてたどり付いた荒地で、慧太郎は蟲たちを愛し、その研究と対処とを生業とする美少女アンリ・ファーブルと出会ったのだが……。 物草先生には、本作のセールスポイントや小説を書く時にこだ
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