もしも死ぬまで外に出なくていい、生きるための全てが内部で完結する家があったら? 新刊エンタメSF『バイオスフィア不動産』を刊行した周藤蓮氏へのインタビューを掲載いたします。 イラスト:えすてぃお周藤蓮(すどう・れん) 作家。2016年、『賭博師は祈らない』が第23回電撃小説大賞《金賞》を受賞。2017年に同作が電撃文庫から刊行され、デビュー。他の著作に『吸血鬼に天国はない』『明日の罪人と無人島の教室』 (以上電撃文庫)などがある。 —―まずは改めまして、自己紹介からお願いします。 周藤蓮です。 今まではライトノベル作家と名乗っていましたが、そういえば新しい名乗りを考えるべきなのかもしれないとこれに答えながら気づきました。 —―本作『バイオスフィア不動産』を執筆することになったきっかけをお聞かせください。 「コロナ禍がきっかけですか?」は本作を書いている間に結構な割合でされた質問です。その回