昨年発売されるやいなや、「ヴァーチャルアイドルに憑依した悪霊を祓うため、霊能者をプログラミングする」という展開が話題を呼んでいる『ヴァーチャル霊能者K』。著者・西馬舜人さんのインタビューをお送りします。どのようにして本作が生み出されたのか? ぜひご一読ください。 『ヴァーチャル霊能者K』作品紹介第6回ジャンプホラー小説大賞金賞受賞作品。 大学生の麻生耕司は卒業論文のテーマを求めてヴァーチャルアイドル・香月りんねの誕生日イベントに参加する。しかし、そのパーティーの途上、突如としてりんねが豹変し、会場内の電子機器を一斉に暴走させてしまう。彼女には正体不明の悪霊が憑依していたのだ。 爆発するスマホ、動き出す自動販売機、乗っ取られるSNS、高速で紙を射出するコピー機……全ての電子機器が殺戮兵器と化し、一人また一人と参加者は息絶えていく。 辛うじて生き残った麻生は、自称霊能者や乱暴者、プログラマーの