『スマフォ』と打ったら、テキストエディタが気を利かせて文字の下に赤線を引いてきた。「あなたが打ちたかったのはスマフォじゃなくて『スマホ』じゃないの?」と。あぁ、分かっているよ。カタカナで表記するのであれば正しくは『スマフォ』じゃないかなって思ったから、ちょっと打ってみただけだ。だって『スマートフォン』なんだから。 『スマートホン』と打ったら、またテキストエディタが気を利かせて文字の下に赤線を引いてきた。今度は「スマートホンじゃなくて『スマートフォン』でしょ?」だそうだ。 どっちなんだよ。スマフォと打てばスマホと言い、スマートホンと打てばスマートフォンと答える。まるでチグハグじゃねえかこのコウモリ野郎。お前はもう星玲子とディック・ミネを見習え。『二人は若い』を煩悩の数だけ聴け。 なんて毒づいていたら、10代の頃に友人と激論を交わした『山根康弘論争』を思い出した。 事の発端はあの名曲『Get