北朝鮮による韓国・延坪島砲撃事件に対抗する、韓国軍による黄海での海上射撃訓練が20日に終了した。当初、2日前にも実施されるとみられていたが「気象条件がよくない」として延期されていたものだ。同日、国連安全保障理事会での北朝鮮に対する非難声明の発表も見送られた。こうした背景に「北朝鮮が、生物・化学兵器によるテロなどを画策している」という衝撃情報がある。大宅賞ジャーナリスト、加藤昭氏の緊急リポート。 19日午前(日本時間20日未明)、ロシアの要請で緊急の国連安保理が開催された。冒頭、同国のチュルキン国連大使が「(北朝鮮と韓国の)双方に最大限の自制を求める」との声明案を配布した。 これに対し、日米英仏などは「まず北朝鮮に対する非難が必要だ」などと猛反発。双方の溝は埋まらず、同日中の声明発表は見送られた。これまで、拒否権発動で済ましてきたロシアの積極姿勢の裏に何があるのか。私(加藤昭)は旧知のロ