ポータブルメディアプレーヤーと銘打ってはいるものの、内蔵メモリは64Mバイトしかなく、HDDも搭載していない。そのため、iPodやZEN、Gigabeatなどとは少しセグメントが異なり、むしろポータブルゲーム機のカテゴリに含まれる。とはいえ、PSPが2万790円、ニンテンドーDS Lite(以下、NDS Lite)が1万6800円、NDS Liteに5000円のPLAY-YAN microを加えた価格と比較してもGP2Xは安くない。しかも見た目はそのままポータブルゲーム機なのに、商用ゲームソフトはほとんど発売されていないのだ(1本も出ていない、という噂さえある)。 そんな“ないないづくし”のポータブルメディアプレーヤーがなぜ売れているのか。この短期連載では、実際にGP2Xを購入してその秘密に迫ってみる。 本体デザインとインタフェースをチェック まずは外観と基本スペックから見ていこう。本体の