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2015年1月10日にジュンク堂池袋店で開催された「このコンピュータ書がすごい!2015新春座談会 -2014年に出たコンピュータ書ならこれを読め!-」に行ってきましたのでレポートをつらつらと書いていきますね。 最初に言っておきますが、怖ろしい文量というか、紹介書籍量なので時間のあるときにでもゆっくり読んでもらうことをお薦めします。 このイベントは、日本Rubyの会代表でありプレゼンの高橋メソッドでお馴染みの高橋征義さんのマシンガントークでコンピュータ関連書籍をひたすら紹介するというもの。19時30分にスタートして、終了したのは21時45分。ジュンク堂の担当者さんが「時間、超ヤバイ!!」という泣きカンペを出すぐらい、濃密なイベントでした。 【追記】技術評論社さんの公式チャネルに動画が上がってました。 2014年すごいコンピュータ書総合ランキング 1位 リーダブルコード 2位 インフラ/ネッ
最近Rubyの著名デベロッパのakrさんがAPIデザインケーススタディという書籍を出版された。隙を見ては読んでいるのだけどこれが激烈に面白い。 役にも立たない一般原則とかいっさいすっ飛ばし、実例実例、また実例である。そしてすべての例がOSの制限やら過去との互換性やらいろいろな都合でトレードオフを勘案しながら取りうる選択肢のなかでのベストを見つけていくという題材になっているので話がどれもこれもが超面白い みんな買おう。 それはさておき、一点だけちょっと微妙な記述をみつけたのでメモっておく。 P128からはじまる Column async-signal-safe関数 だけど また、実際のところ、子プロセスでasync-signal-safeでない関数を使用するのは、珍しいことではありませんでした。たとえば、ネットワークサーバの作り方の一つとして、クライアントからの接続のたびにforkを行い、子
中世の「金儲けの悪知恵」とは 「楽していっぱい儲けたい」のは人類の永遠の夢であります。 世界史はそんな詐欺師が掃いて捨てるほどいるし、今でも「秒速で数億稼ぐ」とかうそぶくペテン師がもてはやされてしまうのですが、そういう強欲な連中はたいていそれ相応の十字架を背負うものです。一瞬で破産したり、不正取引で逮捕されたり、ライバルとの抗争の挙句殺されたり。 人自身はまったく発達しないわけですが、そのような「強欲さ」がテクノロジーやシステムを発達させてきたことは事実で、 本日のテーマである「為替取引」もそんな中世ヨーロッパ商人の「楽していっぱい儲けたい」思いから発展したものであります。 1. 「利子を取ることは神に対する罪」 1-1. 商業技術の発達 近代資本主義を支える様々な商業技術、例えば銀行や保険、簿記、会社などはルネサンス期の北イタリアで誕生しました。 互いにライバルだったフィレンツェ、ベネツ
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