ウクライナのチェルノブイリ(Chernobyl)原発で組み立てられる「新安全閉じ込め設備」。事故を起こした原子炉を覆うことになるアーチ型巨大建造物の一部分(2012年11月27日撮影)。(c)AFP/SERGEI SUPINSKY 【11月28日 AFP】1986年に史上最悪の原発事故を起こしたウクライナのチェルノブイリ(Chernobyl)原発で27日、爆発した原子炉を覆うためのアーチ型の建造物(シェルター)が持ち上げられ、シェルター設置に向け一つの節目を迎えた。 チェルノブイリ原発事故は1986年4月26日未明に起きた。事故により、放射性物質が上空に舞い上がり、旧ソ連から欧州へと拡散した。 シェルター建造費の基金を運営する欧州復興開発銀行(EBRD)によると、重さ約5000トンの鉄製の建造物が、高さ22メートルまで持ち上げられた。 アーチ型のこの巨大な建造物は「新安全閉じ込め設備(Ne