昭和初期に発行され、戦前、最大の右派メディアとも呼ばれた日刊紙、「日本新聞」の紙面、およそ10年間分がほぼ完全な形で残されていたことが分かりました。 これまで多くが失われたとされていて、日本が戦争へと向かっていった道筋を解き明かす貴重な資料として研究者の間で注目を集めています。 元総理大臣、平沼騏一郎が設立した団体の、資料の収蔵庫に保管されていたもので、創刊から休刊するまでの10年間、およそ3000日分の紙面がほぼ完全な形で残されていました。 日本新聞は、発行部数およそ1万6000部と多くはないものの、政官財に幅広い読者を持ち、戦前最大の右派メディアとして右派思想を広めたとされていましたが、現在は多くが失われ、初期の数年間については内容もほとんど知られていませんでした。 紙面は見開き4ページで、創刊号には編集方針として天皇中心の国家体制を絶対のものにする「日本主義」と呼ばれる思想が掲げられ
テキサス州エルパソで8月3日に起きた銃乱射事件で20人以上が死亡した。犠牲者の中には、生後2ヵ月の息子をかばって銃弾を受けた20代の若い夫妻がいた。惨殺の現場となったウォルマート店内で、そのとき何が起きたのか──。 娘の誕生パーティーの日だった アンドレ・アンチョンドと妻のジョーダンは、もうすぐ6歳になる長女を習い事に送っていき、その帰りにエルパソのウォルマートに寄った。夫妻は生後2ヵ月の赤ちゃんを抱いて、店内に入っていった。 その日はアンチョンド家で娘の6歳の誕生パーティーを開くことになっていた。数時間後に集まってくる家族や友人たちに、新居をお披露目する機会でもあった。夫妻はパーティーグッズや、9月からの新学期に備えて娘の文房具などをウォルマートで選んでいた。 そして店内に銃声が響いた──。
愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、旧日本軍の慰安婦を象徴する少女像を展示した「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれた事件で、威力業務妨害容疑で逮捕されたトラック運転手堀田修司容疑者(59)=同県稲沢市=が使うトラック内から、県警が少女像を撤去するよう脅す文書を押収したことが捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、堀田容疑者は「少女像の展示が許せなかった。ガソリンをまくつもりはなかった」と供述し「ガソリンや携行缶は用意していなかった」と説明しているという。県警は展示に強い不満を持ち、この文書を会場の愛知芸術文化センター(名古屋市東区)にファクスで送ったとみて調べる。 県警は8日、堀田容疑者が勤める同県一宮市の運送会社営業所を捜索。会社関係者は「10年以上勤めているが、無遅刻無欠勤で同僚や取引先とのトラブルもない。勤務態度も真面目だった」という。堀
“ごみ”を“エタノール”に変換する世界初の革新的生産技術を確立 ~化石資源に依らない究極の資源循環社会システムの創生に向けて~ 積水化学工業株式会社(代表取締役社長:髙下貞二、以下「当社」)と米国LanzaTech(本社:米国イリノイ州、CEO:Jennifer Holmgren、以下「ランザテック社」)は、この度、“ごみ”をまるごと “エタノール”に変換する生産技術(以下「本技術」)の開発に、世界で初めて※1成功しました。ごみ処理施設に収集されたごみを一切分別することなくガス化し、このガスを微生物により、熱・圧力を用いることなくエタノールに変換することで、既存プロセスに比べ十分に競争力のあるコストでの生産を実現・実証しました。大量に存在しながらその工業利用が極めて困難であった“ごみ”を、化石資源に替わる資源として使いこなすことを実現した、革新的な成果です。 1.本技術開発の社会的背景 日
積水化学工業がごみをまるごとエタノールに変換する生産技術の開発に成功。微生物触媒を活用した技術で、ごみを“都市油田”に替える技術として普及を目指す方針だ。 積水化学工業と米LanzaTech社はこのほど、ごみをまるごとエタノールに変換する生産技術の開発に成功したと発表した。ごみ処理施設に収集されたごみを一切分別することなくガス化し、このガスを熱・圧力を用いることなく微生物により、エタノールに変換することで、既存プロセスに比べ十分に競争力のあるコストでの生産を実現したという。 日本で排出される可燃性ごみは、実に年間約6000万トンといわれており、そのエネルギー量はカロリー換算で約200兆kcal(キロカロリー)に達するという。これは日本でプラスチック素材を生産するのに用いられる化石資源(年間約3000万トン、約150兆kcal)に比べても、十分に大きな量となっている。しかし、その再利用は一部
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
7月15日に第4弾が放送された『ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート ~ヤバい世界のヤバい奴らのヤバい飯~』(テレビ東京系)。「食うことすなわち生きること」をコンセプトに、アメリカのギャングやロシアのカルト教団など、日本で暮らす私たちの生活とは程遠い人々の生活や食事風景から、“生きる”ということを伝えている。番組を立ち上げ、自ら取材に赴きカメラを回すテレビ東京・上出遼平プロデューサーが語る旅とは。 後編では、これまでに50カ国以上を訪れた上出Pがおすすめする“ディープな旅先”について伺いました。 Text:横前さやか 前編「“ヤバイ飯”上出Pに聞く、旅先での食コミュニケーション」はこちら ――――これまでに何カ国くらい旅をしたんですか? 仕事を含めると50〜60カ国ですかね。数としてはまだまだですが、ロケで滞在となると、現地で1〜2週間暮らして朝から晩までその国のことを調べているの
中高年になったロスジェネ お金を渡せばいい つながり失うことを恐れない 「ロスジェネに、つながりはいらない」。ロスジェネの代弁者として発信を続けてきた赤木智弘さんは、雇用対策や街コンなど、つながりのきっかけを作ろうとする政策の限界を指摘。そして、ロスジェネを救う手段は「お金を直接、分配すること」だけしかないと訴えます。「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」で注目を浴びた赤木さんに、今、ロスジェネのためにできることをつづってもらいました。 中高年になったロスジェネ ロスジェネが注目された時代から、すでに10年以上が経った。 10年が経ったということはどういうことか。 それは「ロスジェネ世代が10歳、歳を取った」ということを意味する。 冗談やちゃかしで言っているわけではない。 10年前、すでに30歳前後となり、若者とは言ってもギリギリだった人たちは、その10年後には
ナチズムの「母胎にあたるものは、ごくふつうの人々だった」 以上のようなエピソードを挿入しながら池内氏が力説したかったのは、ナチスを支持し、ヒトラーを政権に就けたドイツ国民の実態であり、光と影である。氏は、「ナチズムの妖怪は異常な人間集団のひきおこしたものではなく、その母胎にあたるものは、ごくふつうの人々だった」(255p)と喝破する。 氏がこの本で書きたかったのは、ヒトラーの実像ではなく、ヒトラーに従ってしまった大衆=「ごくふつうの人々」だったことが、この一文からよく分かる。その点は、私にも実感できる体験がある。 ヒトラーが政治活動を始めたミュンヘンで、私は若いころ研究生活を送ったが、そのミュンヘンの下宿屋の親父さんが、「人生を振り返ると、ヒトラー時代が最高だった」といつも私に語っていた。一方で、私は休日を利用して、近くにあるダッハウの強制収容所を見学に行き、ユダヤ人などを大量に殺害したホ
節度が一切ない指摘がSNSに盛んに投稿されている だが、今回の件では、節度が一切ない指摘がSNSに盛んに投稿されている。酷いものになると、「もうすぐ出るらしいあの本に比べれば、これでもましな方なのかもしれません」「舛添ヒトラー本予約。迎撃体制を整えた」と、嫌みにも私の本を念頭に置いて下劣なコメントを書く者もいる。 ©iStock.com また、参考文献に最新のヒトラー研究が欠落しているという、首を傾げたくなる批判が展開されている。これについては、自分の著書に関連する文献を著者が必要に応じて記載すればよいのであって、氏の本は「ヒトラー最新研究案内」でも「最新資料によるヒトラー」でもない。ドイツ文学者から見たヒトラーであるから、その関連の参考文献を掲げれば問題はない。私も、拙著の参考文献欄にすべてのヒトラー関連文献を網羅しているわけではないし、政治学者の立場から選べば、歴史学者とはまた違った取
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く