東京都大田区で猫を路面にたたきつけたとして、警視庁は18日、大田区蒲田1丁目、プログラマー久保木信也容疑者(33)を動物愛護法違反(愛護動物の殺傷)の疑いで逮捕し、発表した。区内では4月以降、猫45匹が相次いで不審死している。久保木容疑者が「4月から(自動車の)不凍液やインターネットで購入した農薬を餌に混ぜた」と話し、関与を認めている、と警視庁は説明している。 保安課によると、久保木容疑者は18日午前2時半ごろ、大田区大森西6丁目の駐車場内で、猫1匹の首を絞めたうえ、路面にたたきつけた疑いがある。パトロール中だった警察官が、近くの路上で同3時20分ごろ職務質問。自転車の前かごに猫4匹の死体が入っていたという。 久保木容疑者はこの日未明に農薬入りの餌を仕掛け、見回っていた。「ストレスと、(住民が)野良猫に餌をやっていて居着いていることへの憤慨から、猫を殺した」と供述しているという。自宅からは