原題は『My Religion(私の宗教)』という、1927年にヘレン・ケラーが著した本の全訳(高橋和夫/島田恵・訳 H&I)です。 前から読みたかったのですが、この1日に東京の八重洲ブックセンター中二階の喫茶店で私は集英社の方と待ち合わせがあって、その前に時間があったので書店内を散策していて見つけました。ラッキー!!♪ ご存知のとおりヘレン・ケラー女史は二歳になる前に熱病で視力を失い、耳と口も不自由になりました。盲聾唖の三重苦を、克服した人です。 この本は、女史の形而上的な世界観を語った本で、有名な18世紀の科学者にして霊能力者エマニュエル・スウェーデンボルグの著作に触れ、多くの蒙が開かれたこと(旧弊なキリスト教会的世界観から脱し---女史はいわゆる「異教徒」にも立派な人物はたくさんいるのに、ただクリスチャンでないというだけで否定されることが堪えられなかったようです---より大きな視点で