Natrom氏のところで嫌なムードに。 私は喫煙家でなるべくマナーを守るようにしている、と思う。もちろん至らない点はあると思うが。しかし、世の喫煙家の少なくない方々が喫煙家の立場を弱くしていると思うこともしばしば。駅の灰皿の周りで吸いながら灰を灰皿に入れず撒き散らすなど序の口で、朝などは駅で煙草が吸えないものだから路上に吸殻が落ちていたりする。せっかく嫌煙家から目をつけられないように思っても、それをぶち破る輩が多い。彼らは吸う場所が無くても吸うのだ。おまけにNatorom氏の指摘するリンクではもう開き直り宣言状態だ。 まぁこのような現象は煙草に限らない。ガムや酒でもいろいろな公害が起こる。ガムのゴミは粘着質なので靴に付くなど煙草以上に迷惑をかけ、口を開けながら噛む「くちゃくちゃ」という異音は生理的にむかつく。酒に酔った男性の吐息の臭さなどは可愛い物で、酔って犯罪を犯すものや、吐瀉物を撒き散
利己的遺伝子説の批判者は、こう誤解することが多い。 ■ドーキンス説の問題*1 利己的遺伝子説を信じる進化論学者は、こう主張することが多い。 「男はみんな浮気をするのが当然だ。そうすればたくさんの遺伝子を残せて有利だからだ」 こう主張するとき、彼らは自説のどこが間違っているか、わからないのだろう。 過去にもとりあげた*2南堂久史氏による。文字コードのえらい人としても有名である。もし南堂氏がこのエントリーに反論するのであれば、是非、誰がそのような主張をしているのか、具体的な引用とともにご教示いただきたい。私の知る限り、「男はみんな浮気をするのが当然だ。そうすればたくさんの遺伝子を残せて有利だからだ」などと主張している「利己的遺伝子説を信じる進化論学者」はいない。ドーキンス自身は、以下のように書いている。 「浮気」戦略というのは、これが雄のふるまう方法だというわけではなく、二つの仮想的な代替戦略
本日(平成20年1月30日)の朝日新聞の読者投稿欄に産婦人科医の投稿が載った。50歳台後半の開業医である。タイトルは『「籠の鳥」の私 心の中で遊ぶ』。開業して30年になるがなかなか休めず、年に1〜2回しか休みがとれない。また急患や分娩に対応するために、時間にして30分以上遠くには行けない。「時間は無限にあるのに、どこにもいけないのは、まるで籠の中の鳥と同じだ」。けれども、この先生はこの状況を嘆かない。それどころか、一冊の地図さえあれば、まるで鳥になったような気分で楽しむことができる。 ページをめくってみると、まるで居ながらにして旅をしているような気分になり、胸がドキドキしてくる。留守番の医者もいらない。トランクいっぱいの荷物もカメラもビデオもお金もいらない。年末などの切符が手に入りにくい時期でも、心配なく行くことが出来る。しかも着の身着のままで出かけられ、飛行機が落ちる心配もない。 産婦人
「事象の地平線」は移転しました。 訴訟専用掲示板はこちらです。 平成19年(ワ)第610号 債務不存在確認等請求事件 判決(平成20年7月18日 山形地方裁判所) 原告:天羽優子、被告:マグローブ株式会社・上森三郎・吉岡英介 (大学については訴え取り下げ) 主文 1 別紙1,2のウェブログの書込み中、赤線で囲まれた部分について、原告がこれを削除する義務が存在しないことを確認する。 2 訴訟費用は被告の負担とする 被告が、原告の削除義務を立証せず、内容についても全く争わなかったために、認容判決となった。 別紙1内容(ウェブログ「事象の地平線」にあったもの) 2007/11/21 マグローブ株式会社から圧力をかけられています(1) [裁判] マグローブ株式会社という、磁気活水器の会社が、掲示板の運営に圧力をかけまくっている。削除要求が出たコメントをここに引用しておく。こ
動物に感情があるのか?? http://oshiete.nikkeibp.co.jp/qa3641295.html 言語学習の臨界期について教えてください。http://oshiete.nikkeibp.co.jp/qa2538815.html 上記は「おしえてBP!」 のサイトへのリンクなのだが、transactionさんの回答のレベル高すぎ。始めは本職の心理学者かと思ったが、本人が自分を専門家とは自称していないので違うかもしれない。一方の質問者は高校生なので、こんな高等な回答は手に余っただろう。実は心理学出身でも認知革命の意義を理解している人はそう多くはないので、回答者のtransactionさんの理解に感心する。 ちなみに、別の質問で心理学の入門書の紹介に答えていたが、確かに日本には心理学のいい入門や解説の本があまりない(教科書みたいのはつまらない)。それとも関連するが、日本の一般の
【書 名】古本探偵の冒険 【著 者】横田順彌 【発行所】学陽文庫 【発行日】1998/8/20 【ISBN 】4-313-72060-X 【価 格】780円 本の雑誌社から「探書記」として出ていたのを加筆、訂正したものです。確かこの人、私が中学の頃は鏡明らと共にハチャメチャSFの作家だったはずだったんですがね... 以前に日経新聞の日曜版に紀田順一郎氏と交替で古書に関するコラムを書いていますし、日本古書通信では「明治時代は謎だらけ」の連載がありましたし、いまや明治物の研究者ですね。 きっかけは日本古典SFということで押川春浪の研究から入ったはずが、しっかりと周辺領域にもはまっております。 ■春浪の弟 押川清というのですが、早稲田大学野球部の第3代主将で、日本最初のアメリカ遠征チームのメンバーだそうです。中日ドラゴンズの創設者の一人で野球殿堂入りしているそうです。知らなかったな。 ■漱石の猫
WHOのデータより、世界各国の自殺率と他殺率の相関図を掲げた。(自殺率のみの国際比較は図録2770。) 死因の区分としては、大きく、病死、事故死(災害による死亡を含む)、意図的な死の3つに分けられるが、取り上げたWHOのデータでは、意図的な死はさらに自殺と他殺(殺人のほか傷害致死を含む)と戦争による死(軍人のほか市民を含む)に分けられている。ここではこのうち人口10万人当たりの自殺と他殺の死亡者数を相関図として示した。 通常の相関図のデータ分布は、楕円形をしていて、右上がりに細長いと正の相関、右下がりに細長いと負の相関と判断できるが、この相関図はそうした通常の相関とは全く異なっている。 一般的には社会的なストレスが高まると意図的な死の比率が高まってくると考えられるが、実際は、自殺と他殺が両方多くなってくるというより、地域によって、自殺へ向かう傾向の国と他殺へ向かう傾向の国に分かれてくるとい
カレーライスは我が国家庭の人気メニューの1つとなり、小さな子供のいる家庭では2週間に1回はカレーが夕飯の献立に上る(図録0328、図録0330参照)。また外食を含め、現在ではラーメンと並ぶ国民食となり、人気料理ランキングでも地位を上昇させている(図録0332参照)。 インドにおけるのカレーの作り方は、日本のように市販のカレー粉やカレールウを使って調理するのではなく、常備している何十種類ものスパイス(香辛料)の中から10種類前後を自在に組み合わせてその日毎のカレー料理に仕上げていくといわれる。調合傾向は家庭により異なり、地域や宗教、民族、カーストによって異なる。例えば、ヒマラヤの近くの北部では温和な調合が多く、インド南部ではヒリヒリ辛い調合が好まれるといわれる。水とこね合わせてペースト状にして使用する。やはり家庭で作られる1カ月など作り置きの乾燥混合スパイスはガラムマサラと呼ばれる(山崎春栄
asahi.com:東大の論文、1本1845万円 国立大でコスト最大級 - 社会 http://www.asahi.com/national/update/0131/TKY200801300394.html まずもって論文の本数で生産性を計るのはどうかと思うが一万歩譲ってそこはスルーしたとしても 東大より上の8校は東京外国語大や一橋大といった文系などの大学で論文数が少ないために生産費が高く出ているだけで、実質的には東大が最も高かった。 東大にだって文系の学部あるんですけど。結局この統計で言えているのは「論文の本数あたりの研究費を計算すると、文系の大学がトップ8を占める」ってことでしょ。文系は論文本数が少ないので当たり前。で、文系大学を「文系は論文本数が少ないから」って理由で統計結果から省くんだったら、東大の研究費から文系学部の研究費を引いて計算し直さなきゃ意味が無いじゃない。「文系大学をの
先日、居酒屋で飲んでいるとき他の席から動物は感情があるかどうかに ついて話しているのが聞こえてきました。 その人はたしかパブロフの犬などを例に出して熱く語っていました。 皆さんは、動物に感情はあると思いますか?? 哲学的に、根拠などがあれば根拠なども一緒に教えてください。 (根拠とは、過去の偉人の発言や本、法則などです) また、動物はあまりにも範囲が広いので犬などのある程度高等な 動物とさせていもらいます。 近代科学で動物の情動に最初に注目したのは、 チャールズ・ロバート・ダーウィンです。 『人及び動物の表情について』という本を著しています。 ダーウヰン, C. (1931). 人及び動物の表情について (濱中濱太郎, Trans.). 岩波文庫, 33-912-7. 東京: 岩波書店. (Original published 1872) ht
こんにちは。僕は、高校一年生です。来週の月曜日に国語の授業で「公立小学校での英語教育を義務化するべきか!?」という議題でのディベートをする予定です。ちなみに僕は、これに肯定の立場から議論をしなければなりません。このディベートでは、いかに有力な資料を集めるかということが鍵となっています。そこで、資料を探していたのですが、「言語学習の臨界期」ということについての資料があまりないので誰かいい資料を教えてくれませんか?よろしくお願いします。 まず、言語の臨界期(critical period)の研究が、おもに母語に関するもので、外国語学習についての研究は少ないことを押さえておきましょう。当然のことながら、母語の臨界期と外国語の臨界期とは別に考えなければなりません。母語と外国語(第2言語)では、獲得環境がまったく異なるので。 言語の研究では、母国語ではなく母語といいます。また、臨界期といっても明
内閣府ウェブサイトの常時暗号化による「https:」への切り替え Always on TLS of Cabinet Office Website 2019(令和元)年11月更新 Update,November,2019 内閣府ウェブサイトは、2018年11月29日より、常時暗号化通信(TLS1.2)となり、URLが以下のとおり、「https:」に変更となりました。※ ブックマーク機能等に「http:」で始まるURLを登録している場合や、リンクを貼っている場合等は、「https:」から始まるURLに切り替えていただきますよう、お願いいたします。 ※参考:2018年11月から2019年10月までは、httpによる接続を可能とする自動遷移の経過措置をとっておりました。 内閣府ホームページ(https://www.cao.go.jp/) 内閣府共通検索システム Cabinet Office has
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く