心やさしき力持ち…ソフトボール米国の主砲ブストス 「女ベーブ」ブストス(中央)の五輪もこれで最後。心やさしき力持ちでもあった(AP、クリックで拡大) ソフトボール米国の4番クリストル・ブストス(30)は、決勝戦でもホームランを放って存在感を示した。シドニー、アテネでの金メダル獲得などに貢献してきた主砲は、北京後の引退を表明しており、銀メダルを胸に静かにバットを置く。 準決勝でエース上野に3ランを浴びせたバットがまたも火を噴いた。2−0の4回。外角のボール球に泳ぎながらバットを出すと、飛び出した打球は右中間スタンドへ吸い込まれた。今五輪で6本目のホームランだ。 173センチ、103キロの巨漢。サードを守ることもあるが、主に指名打者として活躍してきた。同僚からのあだ名は「ブー」。五輪や世界選手権などの国際大会に出場するたびに、本塁打を量産してきたことから「ソフトボール界のベーブ・ルース」とも