犯行現場に残された被害者以外の血痕や髪の毛からDNA鑑定により犯人が特定される……というと推理小説や刑事物のドラマなどでは有りそうな展開ですが、現実にはそもそも容疑者が特定されていてDNAサンプルを採取できる場合、または前科などによりデータベースに入っているDNAと一致する場合でないと、「DNAが逮捕の決め手に!」というのはなかなか難しいかと思われます。 DNAの型から例えば「犯人は赤毛で高身長・肥満体型の30代の白人男性で目の色は緑」といったことまでわかればかなり捜査に役立つのかもしれませんが、現在のところ遺伝子型の中で形質として表れる表現型のうち、証拠となり得る精度で特定できるのは目の色くらいしかないそうです。人口のほとんどが茶色い瞳を持つ日本では、「犯人の目は茶色」とわかっても手がかりにならないと言っていいかもしれません。 オランダの生物学者たちが開発した新たな検査法により、血液から
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