「マンガの後ろにある原作小説の短編って邪魔ですよね」 「ゆりち、なんてこと言うの?」 「お姉さま、あれちゃんと読んだことあります?」 「あるよ。いつも読んでるよ」 「へー、暇なんですね」 「よし分かった。戦争だね。徹底的にやるよ」 「望むところです」 「ゆりちは小説の何が気に入らないのよさ」 「だってあれマンガの劣化版じゃないですか」 「くすぐり攻撃!」 「効かないです。無敵です」 「ゆりち。この世には言っちゃダメな言葉があるんだよ」 「どんな言葉ですか?」 「ひとつは特定の宗教をバカにすること。もうひとつは他人の身体的なコンプレックスを揶揄すること。そして、小説をマンガの劣化版と囀ること!」 「お姉さまの中でメッチャ罪深いことが分かりました」 「具体的に、何が劣化版なのかな?」 「まず絵が無いです」 「それから?」 「クソ長いセリフが多過ぎます」 「ふーん?」 「会話ってキャッチボールじ
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