「家族と、もっと、シャベる。」――というのが、最近の au のコピーなんだが、ちょっと待った。 テレビCMのあの映像などを観て、関西人の多くは違和感を覚えるはずである。ふつう、ここいらへんではあのハンディな掘削用具をシャベルとは呼ばぬ。あれはスコップだ。 そりゃまあ、標準語では“シャベル”があのようなものを指すことになっているというのは、知識としては知っている。が、やはり、おれのコアにあるものが、「あれはシャベルではない。スコップだ」と言い張って聞かぬのである。 小学生のころ、学校の花壇に球根やらなにやらを植えるのに使った道具はなんであろうか? スコップである。断じてシャベルなどではない。花壇にしゃがみこんで夢中で作業をしていたあのコのまぶしい太もものあいだに覗いていた純白のパンティーに誓って、あれはスコップである。 不思議なことに、“スコップ”と言うと、関東人の多くは、工事現場とかで使っ
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