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ブックマーク / www.u-tokyo.ac.jp (7)

  • 紙一重で菌は植物の敵にも味方にもなる ――糸状菌の共生と寄生、対照的な戦略を分かつ分子機構の発見―― | 東京大学

    発表のポイント 植物に定着する糸状菌の共生から寄生への感染戦略の切り替えに必要な菌二次代謝物生合成遺伝子クラスターを明らかにしました。 たった一つの菌遺伝子クラスターが共生から寄生への移り変わりを支えていることを発見したものであり、寄生菌と共生菌の違いが実は紙一重であることを示しています。 微生物そのものは殺さず、植物にとって悪い行動の元になる菌因子の活性だけを抑える防除法の開発につながることが期待されます。 発表概要 東京大学大学院総合文化研究科の晝間敬准教授と、同大学院新領域創成科学研究科の岩崎渉教授、同大学院農学生命研究科の田野井慶太朗教授、大森良弘准教授、北海道大学大学院理学研究院の南篤志准教授、理化学研究所環境資源科学研究センターの岡昌憲チームリーダー、薬用植物資源研究センターの佐藤豊三客員研究員、奈良先端科学技術大学院大学の西條雄介教授らによる研究グループは、植物に定着する内

    紙一重で菌は植物の敵にも味方にもなる ――糸状菌の共生と寄生、対照的な戦略を分かつ分子機構の発見―― | 東京大学
    mobanama
    mobanama 2023/09/11
    おもしろ
  • Heroタンパク質の発見とその驚くべき機能 | 東京大学

    タンパク質は一般に熱によって変性し、お互いに集まって凝集するという性質を持ちます。一方で、熱によって変性せず凝集しない熱耐性タンパク質は、これまで例外的であるとみなされ、そのようなタンパク質がどの程度存在するのか、またどのような機能をもつのかについては、不明なままでした。 今回、東京大学定量生命科学研究所の坪山幸太郎学振特別研究員、泊幸秀教授らの研究チームは、熱耐性タンパク質がヒトやハエにも豊富に存在することを発見しました。これらのタンパク質は、決まった構造を持たず「へろへろ」した性質を持つこと、また熱耐性( Heat-resistant)であり、機能があまりわかっていない(Obscure)ことから、Heroタンパク質と名付けられました。 驚くべきことに、Heroタンパク質には、他の一般的なタンパク質を安定化し、変性や凝集から守る「ヒーロー」としての役割を果たしていることが明らかになりまし

    Heroタンパク質の発見とその驚くべき機能 | 東京大学
    mobanama
    mobanama 2020/03/17
    "決まった構造を持たず「へろへろ」した性質を持つこと、また熱耐性( Heat-resistant)であり、機能があまりわかっていない(Obscure)ことから、Hero(ry)と""他の一般的なタンパク質を安定化し、変性や凝集から守る「ヒーロー」"
  • 生命の時間はガラスのようにゆるやかに流れる | 東京大学

    生体内の生化学反応は一般的に1秒以下の時間スケールで進みます。そこには、我々生物が生きている時間スケールとは大きな隔たりがあり、生物の中でその溝がどのようにして埋められているのかは、基礎的な問題であるにもかかわらずほとんど分かっていませんでした。この溝を埋めているメカニズムを理解することは、概日時計や睡眠、記憶など、時間が関わるさまざまな生命現象を理解し、制御するためには必須です。そこで、東京大学大学院総合文化研究科の畠山哲央助教、金子邦彦教授は、50年以上前から知られている生体内タンパク質のアロステリック制御のモデルであるMonod-Wyman-Changeuxモデルを、酵素反応を含むモデルへと拡張し、計算機シミュレーションを用いて解析することで、酵素反応のそれぞれの反応がどんなに速くても、全体としての速度が数十万倍以上も遅くなりうることを示しました。さらに、その遅い生命現象の時間スケー

    mobanama
    mobanama 2020/01/08
    "反応が進めば進むほど、酵素と結合しやすい状態の分子が増えていく一方で、それらの分子が酵素を独占するような状態になってしまうために、残りの分子が酵素とほとんど結合できずに全体として反応が遅くなる"おもろ
  • ほ乳類とレトロウイルスの進化的軍拡競争の網羅的描出 | 東京大学

    東京大学医科学研究所 感染症国際研究センター システムウイルス学分野の佐藤准教授らは、ヒトを含む160種のほ乳類のゲノム配列のメタ解析により、ウイルス感染を防御する遺伝子APOBEC3(注1)の進化原理を明らかにしました。 内在性レトロウイルス(endogenous retrovirus; ERV、注2)は、宿主のゲノム中に残るウイルス感染・侵略の痕跡です。ヒトを含む哺乳類において、ERVはゲノムの大きな割合を占めているため、哺乳類の祖先は大量のレトロウイルス感染にさらされてきたと考えられています。このようなレトロウイルス感染に対抗するため、哺乳類はさまざまなウイルス感染防御機構を進化させてきました。ウイルス感染防御を担う遺伝子のひとつに、APOBEC3ファミリー遺伝子があります。興味深いことに、APOBEC3ファミリー遺伝子は、ほ乳類の進化の過程において遺伝子重複によりコピー数を増大させ

    ほ乳類とレトロウイルスの進化的軍拡競争の網羅的描出 | 東京大学
    mobanama
    mobanama 2019/12/20
    "過去に大量のレトロウイルス感染を経験したと思われる動物種ほど、多種多様なAPOBEC3ファミリーの遺伝子を持っている""ほ乳類の進化の過程において、進化的な軍拡競争を繰り広げ、共進化してきたことを強く示唆"
  • 平成30年度東京大学卒業式 総長告辞 | 東京大学

    平成30年度東京大学卒業式 総長告辞 日ここに学士の学位を取得し、卒業式を迎えられた10学部、3,017名の卒業生のみなさんに、東京大学の教職員を代表して心からお祝いを申し上げます。また、この日にいたるまで、長い年月、みなさんの成長を支えてこられたご家族の皆様方のご苦労に対し、敬意と感謝の意を表します。学が送り出した卒業生は、みなさんを含め合計286,106名となりました。1989年1月に始まった平成という時代が今、幕を閉じようとしています。みなさんは平成最後の卒業生として、学を巣立つことになります。 今からちょうど4年前の2015年4月、私は東京大学総長として初めての入学式に臨みました。みなさんの多くも新入生として、同じ式に出席されていたと思います。その席で私がみなさんに伝えたメッセージの中に、「多様性を活力とした協働」という言葉がありました。覚えているでしょうか。 それから僅か4

    平成30年度東京大学卒業式 総長告辞 | 東京大学
  • キリンの首は、もっと長い | 東京大学

    8番目の「首の骨」がキリンの行動に与える利点 第一胸椎が「首の骨」として首の運動に関与することで、頭が届く範囲は約50 cmも広がる。これにより、「高いところの葉をべる」「低いところの水を飲む」というキリン特有の相反する要求を同時に満たすことが可能となっている。 © 2016 Megu Gunji. 東京大学大学院農学生命科学研究科の郡司芽久大学院生と遠藤秀紀教授の研究グループは、来胴体の一部である第一胸椎が、キリンでは8番目の「首の骨」として首の運動に関与していることを明らかにしました。8番目の「首の骨」はキリンの首の柔軟性を高め、「高いところの葉をべる」と同時に「低いところの水を飲む」ことを可能にしました。 キリンは、非常に長く柔軟な首が特徴的な生き物です。しかし、キリンの首を構成する骨である「頸椎」の数は、わたしたちヒトと同じく7個です。これまでの研究では、キリンの首が動く時、

    キリンの首は、もっと長い | 東京大学
    mobanama
    mobanama 2017/06/20
    "本来胴体の一部であるはずの第一胸椎が、キリンでは「首の骨」としての運動機能をもつことが明らかになりました"
  • 東京大学

    学では2005年7月4日の潜水作業中の死亡事故を受けて、7月4日を「東京大学安全の日」と定めています。この講演会は、事故の記憶を風化させることなく、教育研究活動における安全衛生の確保、事故災害の発生防止、安全意識の向上を図る目的で、毎年実施しているものです。第13回目となる今年は、「大学のリスクマネジメント」をテーマとして7月3日(火)に開催いたします。 講演会では、各講演者より大学ならではのリスク、危機管理の課題や取り組みに関連したお話をしていただきます。 第一部は、「大学におけ... 続きを読む テヅルモヅルという生物を知っていますか? ウニやヒトデと同じ棘皮動物で、細長く何回も分岐した腕が神経細胞のようにも、植物の枝のようにも見えます。無数の触手を絡ませるように動かしながら海中を滑らかに移動する様子は幻想的でさえあります。ただその生態はほとんど知られていません。大学院理学系研究科

    mobanama
    mobanama 2014/12/26
    改竄ではなかったが問題はあった。
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