と、こんな感じ。 この期日は幕府によって制度化され、武士たちは衣替えの期日を厳守しました。すごいぞ、江戸時代。これは武家のしきたりだったんですが、次第に庶民にも広まり習慣化しました。 なお、明治時代になると政府により軍人や警官の制服の衣替え期日が制定され、やがて学生服、さらには一般にも新暦6月1日と10月1日に衣替えが行われるようになりました。 で、現代の衣替えと江戸時代の衣替えで大きく違う点があるのです。 それは衣替えのたびに妻や母親が着物を季節用に仕立て直すことです。 裁縫をする女性。江戸時代の女性にとって裁縫は必要不可欠なテクニックでした(『栄草当世娘』部分 歌川国貞 画) 現代なら衣替えといってもタンスの中身を入れ替えたり、シーズン物の服に買い換えたりすればおしまいですが、既製品の着物など売っていなかった江戸時代はそういうわけにはいきませんでした。 夏になれば袷の裏地をとり「単」に
