この夏から秋にかけて、さまざまな業態が相次いでVODサービスに参入しようとしている。ブレイクするすると言われ続けてはや数年、ようやくサービスとしての形が見え始めてきたようだ。 新しく始まるVODサービスで目を引くのが、テレビ局の積極的な参加だ。VODの普及にはキラーコンテンツが必要なのは言うまでもないが、今まで放送を生で見るか録画するしかなかったテレビドラマやバラエティ番組がVODで登場するとしたら、そのインパクトは大きい。 放送局別の動きを見ていくと、時系列(参入発表や開始日など)はかなり入り組んでいるが、大まかには次のようになる。 TBS まず今年4月19日にTBSが、ネオ・インデックスのVODサービス「Nextensive VOD」用にコンテンツ提供のライセンスを結んでいる。そして7月25日に、電力系通信インフラのパワードコムがVODを始めるにあたってネオ・インデックスと提携している