パナソニックは先月31日の中間決算発表で、2012年度(13年3月期)の業績見通しを7650億円の純損益の赤字に下方修正した。12年3月期も7721億円の赤字を出しており、2期連続の巨額赤字は異例だ。これを受け、米格付け会社「スタンダード・アンド・プアーズ」(S&P)はパナソニックの格付けを「Aマイナス」から2段階引き下げて「BBB」にした。株価も一時はストップ安まで急落、11月5日には400円を割り込んで、37年ぶりの安値となった。 「パナソニック(Panasonic)」の文字から「ソニー(Soni)」を引くと「パナック(Panac)」になる。この文字をジッと見つめると…「パニック」。投資家がパニックになったのもわかる。解決策はあるのか? 津賀一宏社長は決算発表の会見で、「デジタル領域では負け組と言わざるを得ない。普通の会社ではないと自覚することからスタートしたい」と語っていたが、当