【出版】巨大IT企業GAFMAとどう付き合うか 出版界が今考えなければならないこと筆者 植村八潮 最近、海外出版界ではグーグル、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフト、アップルの米国巨大IT企業5社を、出版業界に対する脅威とみなし、その頭文字をとってGAFMA(ガフマ)と呼ぶそうである。講談社の野間省伸社長が、6月にケープタウン(南アフリカ)で行われた国際出版連合(IPA)の会議に参加した際、耳にした言葉だという。欧米の出版社にとって、GAFMAは事業パートナーであり、かつ、一部で競合するライバルでもある。これらの会社とどう付き合っていくかが重要な課題となっている。では、日本の出版社はどのように対応したらよいだろうか。 野間社長は、7月に東京ビッグサイトで開催された国際電子出版EXPOのシンポジウムに登壇した際にも、GAFMAを話題にした。野田社長と一緒に登壇した楽天の三木谷浩史社長が「