別冊ele-kingで2015年に出た『ポストロック・バトルフィールド』ではワタシは大好きなSpangle call Lilli lineのインタビューを担当しておりまして、インタビューは掲載許可を色々取る必要があるからここに載せるのはなーと思ってたのですが、アルバム紹介ページでいくつか担当してたのを忘れてました。そのテキストをここに。たった5枚ですけども。 前提として、2000年前後の状況には、空気公団のような“うたもの”の流れと、サンガツのような“音響派/ポストロック”の流れがあったと思います。そこを交差させる、普通に歌がのってるのにバックトラックがポストロックとしか言いようがなく、歌の処理もサウンドの一部に聴こえる……そういう音楽がJ-POPと呼ばれる日本のマーケットに一瞬あったよね、ということです、ここで取り上げているポストロックの歌ものというのは。