埼玉県吉川市、JR吉川駅からバスで約10分。 その工場は、 うす曇りの空の下に堂々とたたずんでいました。 応接室に通していただき、待つことしばし。 (株)スズセイ社長、 鈴木健介さん(63)のご登場です。 上下グレーの制服を身に着けた鈴木さんは、 たくさんの丸い物体が貼り付けられたシートを 穏やかな笑顔で僕に手渡すのでした。
幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2005」会場で、ミツミ電機は「肉伝導マイク」を参考出展している。 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科の鹿野清宏教授と、中島淑貴博士(現在、ATR)の研究成果をもとに、旭化成とミツミ電機が共同試作したもので、話者が発した声を、口ではなく皮膚の表面でキャッチするマイク。体内を伝わる音を拾うため、神社でお祈りをするときのような口の中での小さなつぶやきに例えられる「NAM」(Non-Audible Murmur、非可聴つぶやき)でも声を拾えるという。外からは聞こえないくらい小さな声でも拾えるほか、周りが騒がしいところで話しても、話者の声だけを拾うことができるのがメリットだ。 肉伝導マイクを携帯電話につないで、騒がしいところで小声で話すデモを行っている。耳の後ろに貼られている小さな白い部品が肉伝導マイク。ヘッドフォンは通常の市販されているもの
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