なんだか最近、活版印刷に注目が集まりつつあるのだそうです。 へこみ、かすれ…活版印刷 脚光再び アナログが新鮮(Sankei Web 2007/9/3) わからんではないな。 自分が編集部に異動になったのは1994年の秋のこと。そのときにはすでに活版(活字)印刷は下火で、世の中的には写植の時代だった。商品としては活版時代につくられたものもまだたくさん生きていたので、活版印刷された本を目にする機会はそれなりにあったけれど、自分が本を製作する際に活版の指定をしたことはないし、もともとの意味でのゲラも見たことがない。文字組等の指定は写植、それもすでに電算写植だったので、校正紙はいわばワープロのプリントアウトみたいなもの。手張りの写植は、校了直前の最終校正の際に誤字等が見つかってしまったときに、印刷所でフィニッシュ担当の人が部分的に打ち直したものを上手に貼ってくれたものを見るくらいだった。 電算写