防衛庁長官、防衛相を歴任し、安全保障問題に詳しい自民党の石破茂政調会長は19日までに産経新聞の取材に応じ、日本の核武装について語った。詳細は以下の通り。日本の核武装 ――日本が核武装することのメリットとデメリットをどう考えるか 「憲法上、戦略核兵器を持つことは考えられないが、(自衛のための)戦術核兵器を持つことは禁じられていない。憲法は米国の拡大抑止に頼ることなく、わが国として独自の核抑止力を持つことも否定しているわけではない」 「従って、核を持つべきかどうかの議論は常に行われるべきだ。議論がないまま『とにかく核を持たない』という思考停止に陥ってはならない」 「核武装のメリットは、わが国が独自の核抑止力を持つことですよ。ただ、1発や2発持っただけで、抑止力たり得るかといえば、それは違う。仮に持つというなら、まずは抑止力となり得る質や量から議論する必要がある」 「デメリットは『米国の核抑止は