マイクロソフトは2月1日、インターネットサービスで業界ナンバーワンのヤフーに対し、一株31ドルのプレミア価格で、総額446億ドル(4兆7500億円)の買収提案を行ったが、2月11日ヤフーの取締役会は「過小評価である」として提案を拒否した。
知り合いのベンチャーが最近、とある企業に買収された。ベンチャー側は社員30名、買った側は3500人、という規模感。 M&Aはシリコンバレーの華なわけですが、そのやり方もかなり定番化してきてます。90年代にCiscoが多数の買収を行い、しかも買収した企業を上手に本体事業に取り込んだことから、そのノウハウが地域全体に広まった、ということもあり。 買収にかかる金銭的交渉はさてはおきつ、買収後の事業統合を成功させるのが最重要課題。そのための大事なルールが「買収を社内発表すると同時にリストラ策を社員全員に告知する」ということ。 M&Aでは、無駄になる人材が必ず出るもの。セールスや総務的人材は無論のこと、 「特定の技術はいるけど、それ以外はいらない」 といったこともある。いずれにせよ、買収される側はリストラを覚悟しており、買収後の事業や組織がはっきり示されるまでは誰も仕事に本腰が入らない。 そういった
WSJによれば、ニューズ・コーポレーション、NBCユニバーサル、ヴァイアコムなどが、YouTubeは違法だという結論に達し、これを買収したGoogleを相手どって損害賠償を請求する方向で検討しているという。賠償請求額は、違法なビデオクリップ1本について15万ドルだというから、7000万本以上あるクリップの0.1%(7万本)が請求の対象になるとしても、総額は100億ドルにのぼる。1万本あまりが請求対象になっただけで、YouTubeの買収額16.5億ドルが吹っ飛ぶ。(*) こうした法的リスクは、前の記事でも紹介したように、Mark Cubanなどが繰り返し警告してきたが、問題のスケールがどの程度かよくわからなかった。また一部の権利者がYouTubeと配信契約を結ぶなど、友好的な態度も見せているので、訴訟に至ることはないだろうという楽観論もあった。しかしこれは、赤字のYouTubeでは訴えても
2006年10月13日01:00 カテゴリMoney YouTubeの本当の価値 確かにYouTubeは価値を創造しているどころか、破壊しているだけのようにも見える。 ITmedia News:GoogleのYouTube買収に見る「金はあっても考えなし」の愚 実際のところ、YouTubeブランドに本当に16億ドルもの価値があるのかという疑問に対し、しっかりと反論できる人はいるのだろうか? 現実を見ても、非オンラインの世界で実際に製品を提供し、利益を上げているLevi'sやStarbucksといった世界的に有名なブランドでさえ、その資産価値はその半分にも満たないのが実情だ。 しかし、それこそがGoogleにとってYouTubeの一番の価値だとなぜ気づかないのだろう。 はっきり言おう。Googleから見れば、YouTubeは広告収益をビタ一文上げなくても構わない。 TVCMを破壊してくれるだ
GoogleのYouTube買収については、おおむね好意的な評価が多いようだ。株価も上がっている。16.5億ドルという価格も、Googleの時価総額1300億ドルからみれば大したことはないし、たとえばヤフーが1999年にBroadcast.comを57億ドルで買収したのに比べれば、まだバブルという域には達していない。 しかし懐疑的な意見も多い。Broadcast.comを売ったMark Cubanは、「Googleという深いポケットを持ったYouTubeは、損害賠償でもうけようとする弁護士たちの恰好の餌食になるだろう」と予想している。YouTubeは「DMCAのセーフハーバーで免責される」と主張しているが、セーフハーバーは、ISPの提供しているホームページにユーザーがコンテンツを載せるような場合を想定しており、投稿ビデオを配信するYouTubeに適用されるかどうかはわからない、とDecl
破竹の勢いのビデオ共有サイトYouTubeは、ワーナーミュージックと提携し、ワーナーの音楽ビデオカタログをYouTubeユーザーが使えるようにしたと18日(現地時間)発表した。 この提携により、YouTubeで、ワーナーの音楽ビデオ数千本が視聴できるようになるだけでなく、ワーナーのビデオの一部を取り込んでユーザーが自作のビデオを作成し、それをYouTubeにアップロードすることも可能だという。YouTubeとワーナーは、広告収入を折半する。提供されるビデオは、音楽ビデオのほかに、アーティストのインタビュー、メイキングビデオなどが含まれる。 YouTubeは、ユーザーが制作したビデオの中に著作物が含まれていないかトレースする技術を開発しているといい、この技術を使って、ロイヤリティ料を支払う基準にすることが可能だという。また、ワーナーはユーザーが制作したビデオの公開を拒否する権限も保有すること
YouTubeは米国時間10月9日、Universal Music Group(UMG)、Sony BMG Music Entertainment、CBSとの提携を発表した。提携の下、これらの企業に所属するアーティストの音楽やビデオがYouTubeのウェブサイトに投稿可能になる。 この提携で、メディア企業3社は著作権で保護された自社のコンテンツがYouTubeに投稿されることをそれぞれ許可することになる。 YouTubeはUMGとの提携の一環として、UMGのコンテンツがYouTubeに違法な形で投稿された場合、UMGが新技術を利用して問題のコンテンツを除去することにも同意している。UMGは、Island Def Jam Music Group、Geffen Records、Verve Music Groupなど複数のレコード会社を所有している。 9日の発表では、UMGのコンテンツがいつから
ユーザーのアップロードした動画を配信する「YouTube」が、広告販売を計画していることはひた隠しにされており、その戦略さえコードネームのなかに覆い隠されている。 YouTubeは、急速な成長をみせるこの市場で首位を走っている。そのため、同社がどんな種類の広告モデルを採用するのかは、広告業界の注目の的となっている。YouTubeでは、素人の手になるさまざまなビデオが公開されているが、同社はこのインターネット版バラエティショーを取り仕切る司会者役を務めることで、多数の熱烈な支持者を集めることに成功している。この人気を利益に結びつけるために、同社は125億ドルの売上規模を持つオンライン広告市場にしっかりと狙いを定めている。 高速なブロードバンド回線でウェブに接続する大勢のユーザーが、テレビに替わる選択肢を探し求めるなかで、ビデオのネット配信が盛り上がっている。だが、広告業界の専門家のなかには、
ビデオ共有サイトの市場では、多くのユーザーが、自作のビデオをインターネットにアップロードすることに夢中になっている。ユーザーらはこうしたビデオを通して、生活の様子を公表したり、人気の曲に合わせて踊って見せたりしている。また、なかには人気テレビ番組の映像をアップロードするユーザーもおり、問題になっている。 たとえば、テレビ番組「Saturday Night Live」で放送された「Lazy Sunday」の映像が、YouTubeにアップロードされ、論争の的となったことがある。このときNBCはYouTubeに自社の番組を削除するようYouTubeに強く迫ったが、その後態度を軟化させ、ユーザーがNBCの番組をYouTubeのサイトで公開できるようにするための提携を結んだ。その後、YouTubeはWarner Musicなどと締結したほか、10月9日にはUniversal Music Group、
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米国時間10月9日(日本時間10月10日)、Googleが動画共有サイトのYouTubeを株式交換により16億5000万ドル(約1965億円)で買収すると発表した。 発表によると、YouTube創業者チャド・ハーリーとスティーブ・チェン以下、65人の従業員全員はGoogleの傘下に入るという。YouTubeは月間のユニークユーザーが3400万人が利用する人気サイトである。ITmeidaの記事によれば、Google VideoとYouTubeは(少なくともしばらくの間は)共存することになりそうだ。 YouTubeは世界的に人気を博し、特に日本からのアクセスも多いサイトだ。日本の放送業界にも(変革させるという意味では、楽天やライブドアショック以上に)多大な影響を与えている。 YouTubeの問題点は二つある。 まずは、PVを稼ぐためにかかるコストがあまりに膨大なこと。月に200万ドルを超えるら
ついに確定しました、GoogleがYouTubeを買収決定です。これでGoogleVideoとYouTubeを足して、世界最強の映像共有サービスの誕生ということに。 詳細は以下の通り。 Google To Acquire YouTube for $1.65 Billion in Stock また、以下のページから実際の発表や質疑応答のウェブキャストを聞くことができます。 Google to Acquire YouTube 一応プレスリリースによると、「YouTube」というブランド自体はそのまま保持されるようです。Googleとしては動画広告という新しいジャンルにおいてYouTubeに期待している模様。また、YouTubeの本拠地は今のまま、カリフォルニアのサン・ブルノであり、YouTubeの従業員もそのまま残るそうです。そしてGoogleの技術力によって多くの広告主とYouTubeを結び
The Wall Street Journalが、GoogleがYouTubeの買収に成功したと報じてますね。 http://online.wsj.com/article/SB116039852999986783.html (有料) Date: Mon, 9 Oct 2006 10:34:46 -0400 (EDT) Subject: WSJ TECH ALERT: Google Closes In on YouTube Deal —- Google is closing in on an acquisition of YouTube for $1.65 billion in stock, which could be announced after the close of trading today. The companies announced licensing deals wi
2006年10月10日07:40 カテゴリMedia Googlezonの足跡が聞こえた 夕方にmtgもあるしそろそろ寝ようと思った矢先に。 ITmedia News:Google、YouTubeを16億5000万ドルで買収 米Googleは10月9日、米YouTubeを16億5000万ドルで買収すると発表した。買収は株式交換によって行われる。 グーグル、ユーチューブを16億5000万ドルで買収へ - CNET JapanGoogleによるYouTube買収は何日も前から噂されていた。My Life Between Silicon Valley and Japan - GoogleがYouTube買収!!! 圧倒的に正しい戦略が迅速に執行されたのだと評価するこの買収ニュースを聞き反射神経的に感じたのは、「こんなものゼロから作れば俺たちの方がいいものが作れる」という「天才的技術者の発想」より
どうも本気らしいという話は噂に聞いていたが、こんなに早く交渉がまとまって発表されるとは思わなかった。今日10月9日(月)、GoogleがYouTubeを約16億5,000万ドル(in an all-stock deal worth about $1.65 billion)で買収した。 YouTubeは創業から二年たっていない。サービス本格スタートからほぼ一年。それが約2,000億円の価値に変わった。何という加速感であることか。Googleの傘下に入ることは、YouTube創業者にとって、NASDAQ上場よりうんといい話だったのだ。こういう傾向は、今後もしばらく続くだろう。ある種のベンチャーにとっては、GoogleがNASDAQの代わりになったということだ。 前にも触れたが、2006年のGoogleにとってのサプライズ(あるいはネット業界全体のサプライズ)は、YouTubeだけであった。むろ
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