総務省は2日、ニッポン放送と文化放送、TBSラジオの3つのラジオ放送局に対し、FM補完中継局の予備免許を3日付で付与すると発表した。各社のAMラジオの送信所(親局)が被災した場合、FM放送用の周波数を使って放送を続けられるようにするほか、都市部の難聴を解消する。 主に、地上アナログテレビ放送で使っていた帯域の周波数を振り分ける。3社は東京スカイツリー(東京都墨田区)に補完中継の送信所を設置し、来春にも本放送を始める。 3社で約1000万世帯をカバー。いずれもAM放送の親局送信所が川沿いや液状化が発生しやすい場所にあり、災害時の放送継続が課題となっていた。