米カリフォルニア州東部のビショップ市からおよそ約24km東、ホワイトマウンテンズの高地に設けられた保護区、インヨー国立森林公園内には世界最古の巨木「メトシェラ(メトセラ)」がある。 奇妙にねじ曲がった姿が魅力的なこの木はブリスルコーン・パインという種の木で、樹齢はもっとも古いもので4,800年にもなる。 気が遠くなるほど長生きな彼らが過ごす間に起こった、数々の歴史的な出来事を想像することができるだろうか? この巨木が若くて成長期にあった頃、ヨーロッパでは石の斧が使われていて、クフ王の大ピラミッドは建造中にあり、シリア北部では粘土板にくさび形文字が用いられていたのだ。 そんな時代から、「樹木の王」の名にふさわしく、これらの木々は人類を見守り続けていた。 Bristlecone Pines – The oldest tree in the world! 世界最古の樹木とされる「メトシェラ」 「