暴風雪 設計強度超す 登別の送電用鉄塔倒壊 道内では40年ぶり (11/28 11:10) 暴風雪で倒壊した高圧送電線の鉄塔=27日、登別市(北電提供) 27日に室蘭市や登別市などを襲った暴風雪による停電について、北海道電力は同日の記者会見で、送電線に付着した雪の重みと強風による送電用鉄塔の倒壊や、送電線の断線が主な原因だと説明した。暴風雪で道内の鉄塔が倒壊したのは40年ぶりで、北電は「設計強度を超える力がかかったため」とみている。 倒壊した鉄塔は、登別市内の高速道路に隣接する1基。室蘭―登別間の送電線が2回線掛けられているため、登別市内が停電する原因となった。暴風雪による鉄塔の倒壊は、1972年12月に道北や道東で56基が倒壊して以来の事故だ。<北海道新聞11月28日朝刊掲載> < 前の記事 | 次の記事 >