水平磁気記録方式(上)と 垂直磁気記録方式(下) 垂直磁気記録方式(すいちょくじききろくほうしき、英: perpendicular magnetic recording )は、ハードディスク等の磁気記録において、磁化膜(磁性体)を垂直方向に磁化する記録方式。1977年当時、東北大学教授(現 東北大学名誉教授、東北工業大学学長・理事長)の岩崎俊一により、従来の水平磁気記録方式に対する優位性が提唱された[1]。 概要[編集] ハードディスクにおいては長らく水平磁気記録方式が使用され続けていたが、熱揺らぎ問題により、高密度化することが困難となっていた[2]。 垂直磁気記録方式では、水平磁気記録方式のような隣接した磁区同士の反発がなく、なおかつ磁性体内部に生じる減磁力(反磁界(英語版))も高密度化するほど弱くなるため、この問題を乗り越えて高密度化しやすい[3]。 垂直磁化記録方式も知られてはいたも