厚生労働省は2021年2月3日、新型コロナウイルス感染拡大防止策として導入した接触確認アプリ「COCOA(ココア)」で、陽性登録したアプリ利用者と接触しても検知・通知されない障害が判明したと発表した。障害は2020年9月28日のバージョンアップに伴い、Android版アプリで発生。厚労省は障害解消に向けた改修を2月中旬に実施するとしている。 COCOAでは、陽性登録したアプリ利用者の1メートル以内に15分以上いると、陽性登録者と接触があったことを検知・通知する。今回明らかになったのは、この条件を満たしても接触があったことを検知・通知しないという不具合になる。2020年9月28日のバージョンアップ以降、Android版アプリで発生していた。 厚労省によると、開発・保守運用事業者がアプリ改修時に実施した動作テストに不備があり、障害が検出されず見過ごされてきたという。陽性者と接触しているはずがア
![接触確認アプリ「COCOA」Android版で不具合、20年9月から検知・通知されず](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/45b8627fc8953f627eb288f2b57847d54a350861/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fatcl%2Fnxt%2Fnews%2F18%2F09597%2Ftopm.jpg%3F20220512)