停電が発生した武蔵小杉駅前のタワーマンション=川崎市内で2019年10月15日午後2時52分、吉田卓矢撮影 台風19号では、首都圏で近年増えているタワーマンションの住民も打撃を受けた。川崎市の武蔵小杉駅前では、地下にあるマンションの電気システムが浸水するなどし、停電や断水の被害が続出。4日目を迎えた15日も多くの住民が不便な暮らしを強いられている。 武蔵小杉はJRや東急東横線など複数の路線が乗り入れ、近年は住みたい街ランキングで常に上位に入る地域。駅前に複数のタワーマンションが林立する。 駅から数分の地上47階、地下3階のマンションは600戸以上が入居し、約1500人が暮らす。15日午後も停電、断水が続き、マンション前の路上には何本ものチューブが地下の駐車場へ伸び、水の排出が進められていた。 両手にスーツケースとバッグを持って出てきた50代女性は8階在住で「まだ何日もかかりそうなので、友人