また例のごとく茶番が繰り返されるのかと思ったら、今回はギリシャ政府が預金封鎖に踏み切り、IMFへの返済が期限切れ(実質デフォルト)となりました。これには驚きました。 驚いたのは私だけではなかったのか、月曜日の市場は世界中で暴落しました。暴落は 地球を一周しましたが、火曜日の日本市場でようやく落ち着きを取り戻しました。 実質デフォルトは本日日本時間の朝でしたが、これはすでに織り込まれていたようで、本日の市場は大きな混乱もありませんでした。 今後のイベントは5日の国民投票ですが、ここで債権団の改革案が否決されると、いよいよギリシャのユーロ離脱が現実味を帯びてきます。 この問題に関してはクルーグマンも以前から同じような指摘をしていますが、堀古氏の見解に説得力があると思っています。 端的に言えば、ユーロには構造的な欠陥があり(それを長い間維持している欧州はすごいとも言えますが)、その最も大きなしわ